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ストーリー(予定)

　時は未来。

　とある遺跡より開放された『アレセアの核』。無尽蔵なエネルギーを持つ事が発見されたそれは当時の防衛軍により極秘裏に最終切札逆転兵器として戦艦・要塞へ原動力中心部として配備された。
　しかし突如軍基地を襲撃するテロリスト達と時を同じくして核から生まれいで内部から侵食していく未知の生命体。
　だが軍はこれを冷静に対処、テロリストの実行犯達を中心核のところへおびき寄せ誕生した『雛』と呼ばれる物まで誘導すると、これら２つを生命体ごと集中攻撃そして撃破する事に成功。事件は沈静化した。

　と、言われていた。もっともその殆どがトップシークレットだったので一部の人間以外はそんな事件知るよしもなかったし、さらにその死骸を使ってその後行われた培養実験の事は更に知る物も殆どいなかったことは言うまでもない。

　さてそんな事があったやなんて私はこの最初にして最悪のドライブを終えた後にニュースでみかんを食べながら知る事になるのやけれど、昨日の私は今から起こるそのとんでもないことなんて当然知る由もなかったわ。

　そう、私、昨日は初任給を頭金に新型ホヴァーカーを買ったんやけれど、それがやっと届いてきたと聞いて喜び勇んでファーストドライブやーっとしゃれこんだんや。
　…けどなにこの車、発車してすぐ急に自動ハンドルがぶっ壊れるやん！
　「なんやこれ、こんな車即リコールや！！」と一人ぶち切れたものの、とりあえず近くの家へ突っ込んでみたら、ど～も自動査定システムの方はバッチリ動きよるみたい。
　
　とりあえず保険が効く分までだけになんとか被害を押さえ込みつつ燃料が切れるまで走り抜らんとってもう頭の中はパニックパニック！たまらへんわ！！

　あせる私の背後で、どうも市街地に急に現れ暴れだした謎の生命体。
　そんな訳で急遽演習を中止して防衛軍達が発進したそうやし、しかも私の行く所行く所、な～んかわけのわからん怪しい黒い車が見張って来ているような気もする...。

　まぁそんなことはともかくこんな直線しかせんひたすら突き進む車に乗ってしまった私の明日はどうなるやろ～？！

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