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仕事帰り地下鉄でfacebookをぼーっと眺めていたら、衝撃的なタイムラインを見かけました。
中学時代、自分にとっても恩師のひとりだった先生がお亡くなりなって葬儀に参列したとのこと。
その先生はその後校長まで出世されたのは聞いていましたが、葬儀では500人の参列者に見送られたらしい。
さすがです。
さて今「恩師」と書いたのですが、さて自分にとってどの辺が恩師だったのか。
人生、進学や就職に結婚・転勤などで新しい環境に移り、いろんな初めてのことにぶち当たります。
ですが残念ながらそのうち何人かは、その新しい環境に適応できず、自分としては一生懸命やっているつもりなのに何やっても失敗し、周りの人間関係も悪化し(ているように感じ)、撤退せざるを得ない展開に追い込まれてしまいます。
精神は鬱となっており、日々失敗して怒られるシーンを脳内でフラッシュバックしながら、自分はダメな人間だ・生きていてもしょうがない・外に出たくない・何もしたくないと集中できなくなり、いきなり泣いてしまったりします。
そんな時は家族に泣き言を言うのを大目に見てもらいながら、精神科で薬をもらって、せめてご飯は喉を通るようにして、落ち着いてくるのを待つしかありません。
で、ある程度落ち着いてきた時、這い上がるきっかけの一つとなるのが、過去の自分の頑張りと(勘違いでもいいから)それに伴う実績、そして学生時代に褒められた経験という貯金でしょう。
まぁ鬱からの復帰というのは、当然ながらなかなか世間は受け付けてくれませんけど、捨てる神あれば拾う神あり。
なんとなく気になったところへ数多く当たっていけば、そのうちどこか拾ってくれたりして。
でも鬱々しているから周りの目も厳しい人もいれば、一生懸命やっているということで暖かく受け入れてくれる人もいて。
そんなこんなで長く居続ければ、流動性の高い組織ですと、いつの間にか自分は中堅や幹部になっていて、振り返ってみたらそれなりの自信も回復してきたりするというのはまた別の話。
話を戻して、この「学生時代に褒められた経験」というので印象に残りやすいのは、ただお世辞で褒めただけでなく、自分の比較的得意としていることについて、同じ分野に強いアクの強い先人から評価された時でしょう。
そういう点が今恩師だと大きく評価する点の一つでしょうか。
そういえば以前読んだブログ『【雑記】小学生の心を掌握する方法』の中で「趣味で勝つ(PC技術がすごい)・かっこいいアイテム(理科の教師とはいえ常に白衣)・イカサマでも勝つ・尊敬される」のうちあの先生「イカサマでも勝つ」以外は満たしていたな。
ーいや?
PC-98 N88-BASICによる授業がひと通り終わった後、こっそりプレイさせていただいたBio_100%のゲーム(CarII GRANDPRIX)は、今にして考えてみたら教師としては生徒に気を引く飛び道具として、インチキアイテムでした!
でもMSXとベーマガ(あとせいぜいMSXFAX)しか知らない自分としては、なんじゃこりゃっと衝撃的でした!
あれがきっかけの一つとなって、パソコン通信や同人ゲーム文化に興味を持つきっかけとなりましたね。
その後、大学時代Master.libに興味を持ってC++のマジ苦行(グラフィックには全く触れず、文法だけしか書いてない大学の教科書とかだけだったら挫折してたでしょう、エロくもないのに何が「はじめてのC」だ!)に耐えつつプログラムを覚え(結局当時はクソゲーにもならないものしか出来なかったけど)、今こうしてプログラマーの端くれとして仕事しているのも、あの頃があったからかも。
先生有り難うございました。
投稿者 kuze : 2014年1月28日 01:34
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