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いまさらながら今年7月に上映開始された宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」を見てきました(ネタバレあり)。
今までできるだけ情報を仕入れず見てきたので、周回遅れ感はあるかもしれませんがご容赦ください。
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私は世間一般の受けよりもかなり監督自身の好みへ寄せてきた印象を持ちました。
そのため今作は、今までの作品以上に評価へ賛否両論が出るかもしれないと感じました。
とくに自分が引っ掛かったのは主人公の父:勝一の女性の好み。
この父の妻選びの感性が良く分かりませんでした。
冒頭で主人公の母:ヒサコが空襲で亡くなるのですが、3年後父が直ぐにその妹:夏子に手を出して結婚するというのが引きました。
戦時中であるとか、この姉妹の一族はただ者ではない名家とか語られます。
しかしそれを差し引いても、姉妹両方に手を出すのが、自分の中で抵抗ありました。
これが結婚妊娠前のラブコメ風味のストーリーならニヤニヤしながら楽しめたのですけれど。
加えて、主人公の父の無神経な過保護っぷりも自分とはあわなかったです。
舞台は第2次世界大戦中という時代背景があるにせよ、見ている人は令和ですからね。
ただでさえ金持ちの息子である主人公は狙われやすいのに、車で学校に送ったり、金で校長を言うこと聞かそうとしたり。
そんな父を批判的に書くならまだしも、子育てが不器用な存在として描かれていたのが、女性の好みの件と加えて、引っ掛かってました。
また、この姉妹間の関係もモヤモヤしてました。
映画中盤にて、異世界転送後。この世界と現実世界との時間軸はねじ曲がってて、姉の娘時代と妹の現実時代が同じ場で共有されます。
ですので、姉は時間軸的に恐らく主人公の父と付き合う前なのでその辺の感傷はないのかもしれません。
でも妹はそうじゃないでしょう。
妹からしてみれば自分が恋いこがれている?目の前でいちゃいちゃされているわけで、相当しこりがあるでしょう。
その余波を主人公は中盤食らってましたが。
そんな状況なのに終盤仲良くなるのは、吊り橋効果があったとしてもスッキリしない。
つまり主人公の父からの視点では、ずっと甲斐甲斐しく尽くしてくれるパートナーがずっと居続けて美味しいけど。
姉妹間の間ではドロドロでもめにもめてそうなのに、その辺が異世界描画に尺が取られてあっさり風味なのがすっきりしませんでした。
この主人公の父に引っかからなかったらまた視点は変わりそうです。
ですので結婚前に見てたら単純にヒミ良いね!で感想終わってたかもしれませんし。
老後に見返したらまた印象が違う作品かもしれないと感じました 。
投稿者 kuze : 2023年10月10日 05:58
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