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学生だと夏休みの課題で感想文を書け(小学生とかだと自分新聞をつくろうとかのパターンもある)が定番です。
しかし、大人になって思うのだが「書け!という前に、肝心の書き方って教わったっけ?」ということ。
そこで!『感想文を書かせる系の作文課題についてとりあえず原稿用紙を埋める方法』を紹介します。
さて先日作文が書けないと悩んでいる子の相手をする機会があったのですが、まずこの課題について何を書こうとしていたのかネタを見せて貰いました。
すると底に書いてあったのはーたった2行のみ。
これはまずい。大変まずい。
RPG で言えば、格闘タイプ(=作文作りに慣れている)でもないのに全裸で街の外へ出るようなものだ。
凡人の「コレで出来そうだ!」という妄想は、得てして大した事ないアイデアを脳内で良く見せてしまいます。
ですので、この状態で実際に作文を書き始めてみると、すぐに全く筆が進まないようになり、自己嫌悪に陥りがちです。
ネタがない状態では、大人でも文章はなかなか書けません。
であるからして、事前にネタ出しは紙か何かに書いて、ネタを膨らませた事を視覚化して確認することがなにより必要です。
1. まずはなんか考えたらそれなりに書けそうな気がするテーマを決定する。
2. マインドマップを作成し、テーマについて深く掘り下げてネタを出していく。
2-1. マインドマップを書きだす紙は、チラシの裏ではなく、出来るだけ大きな紙を用意するか、XMindなどのアプリを使うのが望ましい。
2-2. この時浮かんだネタを否定するのは後回しにして、取りあえずマップを広げるのに注力する。
3. ある程度マップが広がったら、上がってきたネタを俯瞰して眺め、脱線したものは脇にどけ、具体的にどの様な流れで書くか思案する。
4. 流れに沿ってネタを並べていく。
5. 文章にする。
6. 完成!
みたいな?
いやそうは言ってもねーという人は、恐らく2番「マインドマップを作成し、テーマについて深く掘り下げてネタを出していく」で早速詰まっている。
そんな時は、テーマに関する各ワードを順に列挙し(これらを第一階層とする)、それに関して具体的な説明・好き・嫌いを並べると、案外まずはそれなりに直感でワードを増やしていく事ができます。
具体的に第一階層に並べるネタは、旅行記であれば行った先にはなにがあったか、読書感想文であれば各章に何が書いてあったかでしょうか。
3番「上がってきたネタを俯瞰して眺め、脱線したものは脇にどけ、具体的にどの様な流れで書くか思案する。」 について、ある程度ネタだしすればテーマの主題にしたいものが見えてきますので、それを支えそうなもの中心に脇を揃えていく視点で考えると流れが見えてきます。
Enjoy!
なお、そうやって完成される文章のクオリティについては、この文章を読んで察して欲しい。
まあ提出前に他人に読んでもらうのが一番ですが、恥ずかしいもしくは相談できる他人が近くにいない場合は、自分で心のなかで読み返すだけでも多少は改善しますよ。
(一応この文章も自分で心のなかで読み返してはいるんですけどーどうなんでしょう?)
ってこの記事公開しているの08/29の夜中ですけど、「今更こんな記事出されても手遅れじゃー!」と夏休みの課題を今片付け中の学生は知らん。
投稿者 kuze : 2015年8月29日 17:19
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