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進撃の巨人 実写版を見てきました。
自分は、アニメ版は一通り見ましたが、原作はなんか少しだけ見たのですが、ちょっと合わなくて殆ど読んでません。
そんな状態で映画を見ました。
ですので、比較しているのは全てアニメ版です。
やっぱり札束で客をビンタ出来る体制で作らないと残念な感じになるな。
というか、アニメ版スタッフは凄かった!
実写版も良いところはありましたよ。
アニメ版とは違って、日本国内で実写物を作ろうとするとどうしても役者は日本人を中心になってしまうとか、建物も日本風になってしまう(そうでないようにすると予算が一気にかかる)という制約があります。
しかし、そこは軍艦島に置き換えて、廃墟の団地風景や貧民層の空気感を生み出したのは味わいがあってコレはコレで良かった。
またアニメ版は完全に別世界という展開でしたが、実写版はヘリコプターの残骸や車や電気を使っているなど、近代兵器の存在が我々の世界と地響きで繋がっているっぽくて、それが文明荒廃した未来の話になっているのかなと想像をかきたてます。
キャラクターとしてはサーシャとハンズが良かった。
どちらもアレな性格っぷりが上手く演じられていて萌えました。
でも上映開始され語り尽くされておりそれらとダブリで恐縮ですが、シナリオの査読が余り機能してないように感じた。
以下、ネタバレです。
とりあえずパッと思いつくのを5点上げてみるだけでも
1.なんで巨人が侵入してきた時に、主人公は逃げ惑う人並みとは逆にひたすら進むんだよ。
アニメ版では、母親が心配だからという理由で理解出来ました。
しかし、劇場版は最初から孤児だったので単に「家が気になるから」という理由。
お前壁が崩される現場から急いで逃げてきたのに、最初に取る行動がそれか?
特に裕福なわけでもないのに。
まあ、ココはいきなりの大惨事でパニクって理不尽な行動をしたとしましょう。
2.主人公と友達が兵団に入隊しようと決意したシーンはなし、いきなり2年後「訓練が終了して実戦配備されるシーン」へ飛ぶ
え?冒頭の大惨事について丁寧に殺戮シーン描いたのはいいけど、どうやって主人公は安全地域まで脱出できて、そこから兵団に入ることになったの?
まあ尺がなかったんだろうと、次に行きましょう。
3.もう2年前に住民は全て避難したか全滅したはずなのに、危険地域にもかかわらず赤ちゃんの声が聞こえると単独行動する隊員がいる
いくら実力不足の間に合わせ部隊という設定でも、これはありえんだろう。
4.爆薬手に入れたら、巨人が活性化する朝まで時間がないんだし、とっとと壁へ行けよ、きちんと見はりしていろよ
特に巨人が跋扈している前線地帯なのに、何組もイチャイチャしてるんじゃねえよ
ここは戦闘現場から少し離れたところに設置された慰安所じゃないんやで。
まあ、途中参戦した上司は頭のイカレタ人っぽいのですし、ヒロインもそんな上司に付き合和ざるをえなくて枕営業やっているんでしょう。
そのNTR現場を見せつけられたからといって、いままで主人公はヒロインは死亡扱いで考えていたわけですし、数年互いに合わずにに行動していたらそりゃ人間関係も性格も変わるでしょう、なのに主人公状況を考えずショックリアクションしすぎ(叫ぶと巨人を呼んでしまうので常に静かに行動しなければならないシチュエーションなのに絶叫)。
そこで、やたら恋人アピールしていた能力は低そうなやられ役のカップルまで、いつ出発指示が出るかわけわかんないのにイチャイチャし始めたり、若妻が主人公へ急に擦り寄ってきて濡れ場になろうとしてきたの思考回路は理解できん。
5.上司は常時りんごを食べる
その林檎はどこから用意したんだよ。
メタルギアにおけるスネークのダンボールか!
あと、前もって聞いて覚悟してましたが、雑魚巨人のデキがやっぱり中年のおっさんおばさんベースで生活感が高く感じて悲しい。
ああ予算がないんだなあ。
とここまで書いておいて、多分後編みます。
多分ボロクソ書くんだろうけど、やっぱり光るところもあったので。
投稿者 kuze : 2015年8月23日 23:56
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