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実写版マリア様がみてるが昨日から上映開始と聞き、どうしても思い出すのが勝手AV版「マリア様がみている」でして・・・
1.主役はそれなりに頑張ってましたが、残りのメンツは酷い棒読み。
2.スタッフの「出来るだけ似せよう」という努力は認めるが、至る所に伺える低予算の影。マリア様小さっ、リリアン女学園ショボっ、何処の公園で撮影してるんだよ!
3.AV版オリジナルシーンの濡れ場は、不要だったな。
まぁ、漢字3文字で表すと「黒歴史」?
今回は作者公認とは言え、AV版の二の舞とならないかと、ずっと不安なまま映画館へ向かったのでした。
(原作ファンとして)良かった。
まず、開始1分前で、AV版とは勝負がついてた。
映画を見る時の諸注意に、ミニアニメをつけるなんて、さすが公式。
本編ですが、AV版とはうって変わって、まるで保養地の様なリリアン女学園。
東京に存在するとは思えない緑溢れ、且つあらゆる施設が旧設備っぽい古風な印象がある学校です。
まぁ緑に囲まれた校舎というのは、田舎育ちの私自身、懐かしく大好きですが、正直IT投資等も全くされていなさそうで、今時こんな学校が実在していたら、私立としてはかなりきつい気がします。卒業生のITリテラシーは大丈夫か?
・・・しかし、そんなところも実は原作通り。変に今風へアレンジせずに抑えてくれたのは嬉しい。
もし、携帯電話がリリアン女学園へ持ち込まれていたら、今作に存在していた数々のすれ違いシーンも、メールが大活躍して成立しないんだろうな。
そこへモブ生徒もたくさん登場し、一気にリアリティがアップしました。
そんな実写版マリ見てで一押しなのが、主人公裕巳における表情の豊かさ。
プルプル震えるシーンとか、ちょっと芝居が大げさな気もしますが、今作にはマッチしてたと思います。
特に始めて生徒会室に入る時の目の動きが最高!思わず手をうってしまいました。
また、裕巳を象徴する頭の赤リボンは、本当、実写では活きてましたね。いい設定でした。
他の生徒会メンツなどは、私自身、顔と名前を覚えるのが苦手なので一瞬わからなくなったのですが、主人公の状況は唯一この赤リボンのおかげで一発でわかりました。
そんなところも私の裕己プッシュに繋がっているのかもしれません。
また序盤において物語を動かす重要人物、カメラ担当の蔦子。
あと5年たったら、女性だろうが「コイツ職務質問しょっちゅう受ける事になるだろうな」感が、実写だとより濃厚に出てたのが印象的でした。
筋を通す良い人なんだけどね。
祥子様は、ピリピリしてる感じは伝わって来ましたが、庶民では話しかけられる事もない身分感は伝わってこなかった気がする。
まぁそれは私が歳を取ったから、そういう感性が完全になくなったからなんでしょうね。
でも、何らかの機会で、原作にもあった裕巳との初デートで、この祥子様が初めてのハンバーガーショップでドキマギする姿を見てみたい気はします。
と、ここまで読んで早速映画館へ行こうと思ったけど、原作のコバルトは少女向け小説雑誌なだけに劇場ではお年頃の女性ばっかな所だったらやだな。と思っている殿方。
特に、映画が終ってふと横を見るとリアルでロザリオの授受をやっている現場だったら気まず過ぎる…と二の足を踏んでいる方に朗報です!
大阪の上映映画館「シネマート心斎橋」では、私調べで7割りが男性でした。
ですので、そんな心配は無用です!
逆に、男性が苦手な女性は、親友か、無理が言えるお姉さま(もしくは妹)連れで行くのがよいと思います。
また、原作未読の方へ。
話の主旨は端的に言うと「女子高内のいざこざ」です。
が、それを「薔薇様」とか「ロサなんとかかんとか」などローカルルールを混ぜて話が進むので、どうしても雰囲気に合う合わないが分かれる作品です(男性は特に)。
予めアニメ版1・2話を見て馴らしてから、劇場に行くのをオススメします。
って上映映画館が極めて少ないのに、あえて見に行く大半の人には大きなお世話か。
投稿者 kuze : 2010年11月 7日 22:20
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