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先日、劇場版ゴブリンスレイヤーこと「ゴブリンスレイヤー GOBLIN'S CROWN」を見てきました。
おととし(2018年)の秋~冬にテレビアニメで放送されていたゴブリンスレイヤー。
それが劇場版で大きく変わったかというと?
(以下ネタバレ)
相変わらずでした!
今回劇場版というよりは・・・お色気シーンもあったし、ちょっとスケールアップはしてたけどTVスペシャルみたいな感じ。
今までの内容全部見てますよね?という前提で、登場人物についてなどあまり解説なしでどんどん進んでいくので、初見の人がいきなり見るのはお勧めしません。
劇場版のあらすじをまとめてみますと
今回も女の子(CV.上坂すみれ)が、ゴブリン達によってひどい目に合うので主人公達一行が救出し、その土地のゴブリンボスを倒す!
という内容でした。
相変わらず少々ダークなストーリーなので、今回も人によって好みが左右されそうです。
でも、テレビ版から軸を変えずに話を展開してくれたのはいいね。
アクションシーンとかは良かった!
それはともかく、個人的には話が地味になるかもしれないけど、もうちょっと作戦とか事前調査に時間を割いてほしかったかな。
確かに事前に地図を見ながら作戦を話し合うシーンはありましたが、事前調査がなかったので行動の説得力に物足りないところがあった。
主人公が作戦を立てて攻めていくのが好きなんで、行ってみて現場の肌感覚で臨機応変に対応するよりも作戦通り!みたいな展開をもっとみたかったような。
古城攻略にあたり貢物を持って親者を偽って侵入するという作戦もなんでうまくいったのかピンとこない。
怪しすぎるでしょ。
あと本筋とは異なって野暮な突っ込みかもしれませんが。
今回攻め落とされたゴブリン達はどうやって冬を乗り越えるつもりだったのか気になる。
あいつら、やっていることは山賊でしょう?
なのに劇場版だからって規模デカすぎない?
洞窟はともかく、放置されていた古城を乗っ取って、軍隊クラスに組織を組んで管理してましたですよね。
大量に武器を用意してたし。
鉄や楽器※の加工技術や、呪術なども行っている。
でも一方で、大量に巣くっていたゴブリン達が、食料をどうやって入手しているのかが見ていて気になる。
(説明があったんだけど見逃しているようでしたらすみません。)
※『マッドマックス 怒りのデスロード』とか、悪の軍隊に楽器隊がいて演奏しながら攻撃していくのは燃えますね!
穀物や干物に燻製などの保存物の描画がないんですよね。
日持ちするものを城内や洞窟に貯蔵していないということは。
山の中で採ってくるにしても舞台は冬なので果物や植物を取ることはできない。
この間Eテレではぐれオオカミが冬をしのぐのに冬でも活動するネズミやウサギを捕まえて何とかしのぐドキュメンタリーをやっていましたが、とてもじゃないですけどそんなのでこの数は賄えない。
そこで、村へ降りてきて調達することになると思うんですが。
でも劇内では生計を立てるため派手に村を襲っているようでもないんですよね。
やったとしても放し飼いの動物を少々捉えている程度っぽい。
NHKの大河ドラマ『麒麟がくる』の第一話で村を夜盗がヒャッハー!と襲うシーンがありましたけど、あんな感じで村を壊滅するレベルで略奪しないとあのレベルは成り立たないように感じた。
でも、村は温泉施設を夜はライトアップ付きできるほど稼働できる余裕もありそうですし。
食料はぎりぎりかもしれないけど十分冬は越せそうな感じ。
うまく作戦をこなせない冒険者に村人が食料を分け与える余裕もありましたしね。
ゴブリンは人間を食べるという話もありましたが・・・人間を捕えていましたし、でも劇場に映っていた捕えていた人間は数人だけ。
日本でいえば東北や北海道を思わせるあの厳しい冬を、越冬できるのかというとやっぱりピンとこない。
まさかの温泉の余熱を使って洞窟内でキノコ栽培をやってました・・・とかもなさそうですし。
もしかして人知れず存在するゴブリン通しの流通網があって、互いに食料や物資をやり取りしていたりしていたんでしょうか?
それはともかく、原作は読んでいないんですけど今後の展開として。
とある王国が他国への軍隊としてゴブリンが利用できないかと閉鎖施設で特殊ゴブリン軍を育て観察していた。
だが、実験失敗しゴブリン達が暴走、王国は証拠隠滅のため近隣の街ごと閉鎖し、逃げ出そうとした住民を巻き添え・見殺しにすることで事態の鎮静化を図ろうとしたが・・・。
みたいな、ゾンビものっぽいニュアンスのゴブリンスレイヤー話があってもおもしろいかも。
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投稿者 kuze : 2020年2月16日 08:54
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