シティーハンターフランス版は日本テレビでは放送できないだろうけどよくやった！（少しネタバレ） : つねづね思ふこと

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シティーハンターフランス版は日本テレビでは放送できないだろうけどよくやった！（少しネタバレ）

2019年12月11日

先日『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』を見てきたんですが、人を選ぶけど、これは文句なくシティーハンターと感じました！昔の少年漫画的以上のちょっときついお色気下ネタギャグでとにかくこれでもか！これでもか！と隙間なく笑わせようとしてきます。

先日、劇場版シティーハンターフランス版こと『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』を見てきました。

ポスターを見て、たしかに外見的には獠と海坊主は頑張っている。

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けれど、フランスとシティーハンターのイメージが結びつかなかったので大丈夫か？と見る前は正直不安でした。

ですが、見終わった感想としましては（ぼちぼち見ている程度のファンで恐縮ながら）『これは人を選ぶけど、これは文句なくシティーハンター。』と感じました！
（以下少しネタバレ）

人を選ぶというのは、Mr.ビーンとか？ヨーロッパを感じさせるコメディさというか。
昔の少年漫画的以上のちょっときついお色気下ネタギャグでとにかくこれでもか！これでもか！と隙間なく笑わせようとしてきます。
ですので、（私は好きですけど）寛容さのしきい値が低い人でないと辛いかも。

シティハンターといえば「俺は美女からの依頼しか受けない」というのが冒頭のお約束。
しかし今回の依頼はちょっと一捻りすることで、原作でおなじみの獠のスケベが直接女性に向かわなくしているようにしており、今どきの女性の人権問題を多少は踏まえているのかな？と感じた。

でもその分男性同性愛者にはギャグがかなりエゲツない！！
大丈夫か？
多分規制のうるさい今の日本だとこういった作品は作るのが難しいだろうし？
（いや、近年でも「HKー変態仮面」とか頑張っていた作品もあったか）
今までのアニメ版シティハンターと違って日本テレビの金曜ロードショー枠で全国放送なんて絶対できないでしょうな。

でも単に私自身が下品な人間なんで加点しているというのもあるんでしょうが。
でも「隙間なく笑わせようとしてくる」のが下品なんだけど、アニメ版を思い出させる要素だったり。
たとえば映画開始冒頭の整形外科でのアクションシーンで銃をとった後に、別の意味の銃を間抜けなカラスで隠すとか。
加えて一人称視点に加えて磁石も上手く使っていたマカオ上陸後とか、道路を走るベッドなどのアクションシーンのアイデアも光っていて良かった。
しかも、カモとかどうでもいいキャラまでしっかり話の最後の方まで伏線をつけてくるのもニクい。

冴子役の人は、ちょっと日本人名をつけるのは無理がある人選だったなと思ったけど。
でも、冒頭の獠とか海坊主はもちろん、意外に槇村も人選が良くてよかった！
よくフランスで揃えることができたもんだ。

もちろんシティーハンターお約束の楽曲の数々は流れます。
アクションシーンではFootStep、エンディングはオチをGetWildで絡めつつ止め絵です！
そんな感じで監督がシティーハンター好きなのは分かって、素晴らしかった！

ところで香水の解毒シーンについて主人公関係以外は使っていない気がするのだが大丈夫だろうか？
最後のオチも、まったく悪くない看守は家族持ちなら色々不要に狂わされていい迷惑？

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