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先日、映画館で「君の膵臓を食べたい」のアニメ版を見てきました。
写真はその時オマケでもらった小冊子です。
原作小説・実写版ともに読んでも見ていないのですが、原作小説は読んだ人からオススメされていたので、アニメなら見てみようという気になった次第です。
(以下ネタバレがあります)
アニメ版の印象としては、冒頭にも記載した通り『いい意味でDLsiteのASMR作品より、同級生押しかけ彼女ものを映像化した』感じでした。
確かに映画予告編の通り、さくら(以下ヒロイン)は膵臓に大病を患っており、葛藤するシーンもあります。
病院で処方された大量の薬を隠し持っていても、海外へ行って脳死患者から膵臓移植しようとするような描画が(一般人には用意できる金額でないのか?)まったくなかったので、奇跡の回復でハッピーエンドはないなと踏んでいましたがー。
やはり終盤お亡くなりになります。
そこで主人公は大泣きするわけですけど...。
正直、全体的に悲壮感を感じなかったです。
膵臓の大病といえば、死因が膵臓がんだったスティーブ・ジョブズの末期とか。
去年だったかな?夜テレビをつけたら、がんの末期でホスピスで緩和ケアを受けている人がいて、人生を整理をしていたらやがて体の自由が効かなくなり亡くなって葬式して納骨するまでをまとめたドキュメンタリーをやっていたのを思い出し...どちらも痩せ細って弱々しい姿になり痛々しかったのが瞼に浮かんだのですけど。
ヒロインの死因は、病が進行した膵臓不良によるものではありませんでした。
なんやそれ!
・・・序盤では(から)元気なヒロインは、主人公を焼肉屋やスイーツ食べ放題だけでは飽き足らず、無理やり博多の高級ホテルへ連れ込んだりしていたのに・・・。
中盤では病院内で歩行器に点滴をつけながら移動しようとするものの、少し動いただけでも息を切らし、ふらついて転けたりして、思い通りに動けない体に悔し涙を流すというシーンに移行し。
最終的には、鎮痛剤を施すことになったけれど、体力低下により注射すると2度と目が覚めなくなる(終末期鎮静)ので、最後に主人公も呼んで病院でささやかな最後のお別れ会をする。
という展開を序盤の時点で勝手に妄想して覚悟完了していました。
ですがメインヒロインは(不安を紛らわすためではありましたが)入院していたとはいえ病院の個室で一人体操しているのを主人公に見られたら顔を赤らめているくらい体力あるし。
亡くなる直前には2本足で普通に病院の正門から出てきて主人公とお洒落な喫茶店で待ち合わせですよ!
まあ病魔に侵され苦しむシーンが延々続くド鬱話でしたら多分売れなかったでしょうけど。
そんなわけで自分としてヒロインに対して印象に残ったのは、序盤から中盤の女性経験の薄い男性にとって大変都合の良い猛アタックを、これでもか!これでもか!とかけてくるシーンでした。
いやいや人付き合いを避けている奴にこんなうまい話なんてないよ!
でもそんな話大好きだけどな!!
心が擦れているので、ヒロインが大病以外にもなんか裏があるんじゃないか?
と、昔見た変身三部作(『超変身コス∞プレイヤー』→『ヒットをねらえ!』→『LOVE LOVE?』)における『LOVE LOVE?』のドロドロ展開※みたいなものを懸念していました。
でも、ずっとヒロインは直球なストーリー展開だったのも満足。
※序盤はヒロイン達からプッシュされまくるが、隠してはいたものの主人公が人事権?を握っているというのをヒロイン達が知っての行動だったと判明してから、主人公が影でヒロイン達に嫌がらせをしていくというストーリーでした。
ですが、そうくるとやっぱり記憶に残るのは、押しかけ彼女としてひたすらちょっかいをかけてくるヒロインの姿です。
主人公への好感度だったヒロインは本編中一人だけだったことも含めまして。
すっごくリッチな同級生ASMRだった、というのが自分の感想です!
たぶん原作小説読んで自分に勧めていたのはそんな点ではなかったような気がするが。
なんだかんだあっても、主人公はそれまでのフラグ...人間関係のトラブルも回収して、前向きに歩き出したのもよかったです。
投稿者 kuze : 2018年9月15日 00:59
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