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Windowsで提供されている仮想化システムHyper-V。
Windows 8.1 Pro以降でも、64ビット環境であることとか、コントロールパネルよりHyper-Vを有効化させることとか、Intel Virtualization Technology(Intel VT)を有効化させる必要があるとか面倒な点があるとはいえ※、今まではServer系にしかなかった「Hyper-Vマネージャー」が標準でついてくるので、仮想環境による動作がより身近になりました。
しかし、稀に?Hyper-Vの仮想領域を扱っていると、Hyper-V内では空き容量がたくさんあるのに、ディスク上では容量が肥大化していることが有ります。
稼働させながら何とかHyper-Vが作り出すディスク容量自体を削減させたい!
しかし残念ながら自分は、一旦停止させ・ディスクを最適化させることでディスク容量を削減する方法しか知らない。
しかもこの方法は何らかの方法でチェインが切れていると使うことが出来ません。
Hyper-Vのディスクデータは、最初にハードディスクを作成した時に生成されるVHDファイルと、その差分であるAVHDファイルから構成されます。
そして、AVHDファイルには親ファイルがどこか?という内容=チェインが含まれています。
これが何らかの理由でチェインの内容がおかしくなり、チェイン先のファイルがないとなると、仮想領域が起動できなくなって非常に胃が痛くなる状態になります。
この問題の対処法について調べてみると、仮想ディスクのフォーマットがNTFSなら、MicrosoftのMSDN Code Galleryより「VhdTool.exe」というコマンドプロンプト上で動作する実行ファイルの、「バージョン2※」以降であれば、/repairオプションを使うことでチェイン破損から回復できることもあるらしいです。
※当然バージョン1も存在しますが、こちらはまだ/repairオプションが実装されておらず、回復目的には使えないので注意。
・・・ですが、下記のダウンロードできたであろうリンク先を見てもらえれば分かる通り、Microsoftはその提供をやめたようで?この時点ですでにリンクが切れてます!
では、どうするか?
結論を記載すると、とりあえず2015/03/30現在では、http://www.arefs.com/file.axd?file=2012%2F10%2FVhdTool.exeよりダウンロード出来ました。
ウイルスだったらどうしよう?と手持ちのセキュリティソフトでスキャンしましたけど、エラーは検出されず、チェインが破損されたHyper-Vイメージが修復できたので、少なくとも今のところは大丈夫でしたので、これを使って修復するのがオススメです。
投稿者 kuze : 2015年4月 5日 14:31
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