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絵柄と本屋大賞という帯で何となく買ったのですが、通勤時でもなかなか読みやすいミステリーだった。
普段は超奥手だけど、古本にまつわる推理になると回路が切り替わる栞子さんの萌え描画もツボです。
頭悪い感想で恐縮だが、ジャンルの異なる複数の古書を結びつけストーリーを紡いでいき、頭いいと感じた。
話の構成としては最近のアニメで例えるなら、氷菓が近いかな。
ミステリーなので事件は起こり、舞台は古本屋なので古書(の持ち主・売買関係者)にまつわる事件が発生します。
ですが、少なくとも主人公の目の前では死者は発生しないので、いい加減お前ら自分たちの周りで殺人事件が起きすぎて神経が麻痺してそうな名探偵コナン的話が苦手な私も安心。
(まあ、物語の時間軸外には大怪我が発生しているけど。)
そのうえで主人公はワトソン役として現場で対応し、ヒロインの栞子さんが推論で探偵していくという点が立場をかえた氷菓※という感じ。
※ちなみに氷菓は、基本的に古典部の面々である里志・摩耶花(まやか)・えるが証拠を集め、その後えるが焚き付けて、推理役の奉太郎(ほうたろう)が動く学園日常系ミステリー。
栞子さんの推論はご都合主義の域までぴったり合いすぎな気がするが、その頭の良さ逆に別れのプラグになっていたりとか、最後あたりのフラグ回収は好き。
投稿者 kuze : 2012年9月13日 00:57
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