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今日表題の「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」を見てきました。
今までの短編劇場版をずっと見てきて感じていたフラストレーションが、一気に解放され、デキとしては良かった。
濃厚でした。
しかし、何か物足りない。
・犬と、結局何が言いたいのか良く分からない押井節もありました。
・アクションシーンはありました。
・特にカーシャ役の人の鍛え抜かれた動きが素晴らしかった。
・警察側と犯人側の銃撃戦も(今までのことを考えれば)たっぷりあった。
・ドンパチシーンはどうせTV予告版のチラ見せしてくれたのが全部なんでしょ?という予想を覆してくれました。
二課と都庁だけじゃなかったんですね!更にいろんなところを大爆発してくれました。
・自衛隊も登場して、ヘリとか飛行機とか飛ばして、バトルしてくれました。
・予想通り今回もレイバーの出番は少なかったけど、魅せるとこ見せてた。
(ネタバレにつき反転)特に電源切れからほんの少しの延長タイム!はやっぱり熱い!!
(以下更なるモロネタバレ)
でもね、上映前から伝え聞いていた話より覚悟はしてたけど、オリジナルストーリー分がやっぱり薄く感じた。
なんというか・・・この感じは、「ふしぎの海のナディア」を見た後に「劇場版ふしぎの海のナディア」を見たときのような物足りなさのような(よりはすごくマシですが)?
そう、敵キャラが前作パトレイバー2 the Movieにおける悪役の後継者という設定の為、思想的に薄くて、時代性を感じなくて物足りないと感じたんですよ。
何故もう一度、前作でやっていたテロに類似した行為を繰り返したのか、良くわかりませんでした。
しかもこいつらの思考パターンときたら、シリーズ冒頭から特車2課のパトレイバーは3分しか動かせない役立たずとされている雑魚なのに、予想外で生き延びたとはいえそこまで執拗にたたく必要があるのか?
ヘリは燃料補給も大変なのにそんな暇があるのなら、ドローンが先に侵入した件でおなじみの首都官邸でも、近所のNTT本社毎まとめて攻撃してろよと。
(指令を出していた首謀者が逮捕された後、パイロットとしてはテロ効果なんぞどうでも良いので、それよりは完ぺきに片付けられなかったのがプライド的に許せず固執してしまったのか?)
他にも、同時多発テロとか、貧富の格差による対立とか、外国人研修制度の闇とか、今時な社会は要素は色々盛り込めそうなのに、パトレイバー2 the Movieのあのキレの良さの後で22年待たされて、出てきた作品がこれで完結編なのはどうか?
次があるなら、そろそろ過去作で見たような話ではない、正に今ならではのパトレイバーを見せて欲しい。
投稿者 kuze : 2015年5月 2日 23:16
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