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このブログで採用しているCMSシステム、MovableType4。
プラグインによる協力な機能拡張性と、日本語コミュニティが充実して分からない所は検索すれば大体解決してしまう所が魅力的で愛用しています!
で、最近セキュリティー修正が施された4.23が登場したので、早速導入しました。
■リンク >> [重要] セキュリティアップデート Movable Type 4.23 の提供を開始 | MovableType.jp
が、このつねづね思ふことのコーナー、その移行にともなうガタガタさがあり、ここ数日リンク切れなどが発生したりしてお手数をおかけしています。
いくつか潰したつもりなのですが、404エラー(=リンク切れ)の箇所等がありましたらご指摘いただけると助かります。
今回行ったMovableType4.22から4.23へ移行した方法のご紹介とその反省を、せっかくなのでつらつら以下書いていきます。
1、まず最初に、MySQLデータベースのバックアップ(phpMyAdminを使用)と、現在のMovableTypeのシステムフォルダ名を変更する
すぐに最新版MovableType(以下MT)をブチブチブチブチぶち込みたいぜ気分は分かりますが、ここはどうどうです。
作業をどこかで間違えて、取り戻しがつかなくなった状態に備えておく事は、MTに限らず大事です。
もう全て投げ出してやりなおしたい気分になっても、前のフォルダ名をもとの名前に戻して、バックアップを取っておいたデータベースを復元すれば、まぁなかった事に出来るのは非常に大きいです。
ご存知の通りMTには機能を外部の方が作ったプログラムで拡張するプラグインという仕組みがあります(※)が、現在インストールしているMTに導入しているプラグインを確認しましょう。
そして、できるならば最新版で相性問題や注意事項が出ていないか調べ、新しいバージョンが出ていたら落とします。
ちなみに、私は今回MTを上書きではなく新規インストール(データベースは引き継ぎ)をすることもありしっかりチェックしないといけないのですが。
・・・調べ方が弱かった。いくつか標準搭載のプラグインと混乱して、チェック不足のプラグインがありました。
「あれっ、なんで前の環境では正常に再構築していたのに、今回の環境ではうまく動かないの?!」と余計なことで悩みました。
※関係ない話ですが、こういうプラグインで拡張できるシステムってどういう仕組みで実現しているのでしょうかね?
この間名古屋駅周辺の本屋をいくつか巡ったのですが、さっぱり参考になりそうな情報を見つける事が出来ませんでした。
いい資料ないかな・・・。
3、上書きアップデートではなく、新フォルダ(=今までのMTフォルダ名で中身が空の物)を用意してファイル転送!
MovableTypeを本体ダウンロード(公式版・オープンソース版)して、MTフォルダにダウンロードしたデータをいれ、CGIを動作させるための各種設定を行います。
なぜ上書きと言う形ではなく、新しく入れ直す形を取ったのかと言いますと、前項目でも触れたとおり前のシステムと競合するんじゃないか?とか面倒くさいことが発生しそうな気がしたからです。
4、新MTを起動させ、きちんとデータベースを認識するのを確認したら、先ほどの確認したプラグインを入れなおす
要所要所で動作の確認をしていくことは大切ですね。
(5、せっかくだからサイトのフォルダ構造もこの際変えた)
ここは、もしこのサイトを参考にMTの再インストールを行っている方がいたら、大半の方は参考にしなくてよい点です。
実は、初めてMovableTypeと言うものを知ってインストールした時の話。
アーカイブ出力先と言う概念がよくわからず、 MovableType内を指定してしまいました。
ご存知のとおり、ここには過去の記事がストックされていくので、そこからアクセスした人がURLを見ると「/tsunezune/mt(これは例です)/archives/」なんてURLが記載されていたりします。
これでは管理者画面の入口が推測されやすいですし、セキュリティ的にかなり不味いよな。
と、ずっと気にしていました。
そこでアーカイブフォルダの位置を現在のつねづね直下(/tsunezune/archives/)に移動させたのですが、その為検索エンジンから訪問した方は404エラー送りとなっていると思います。
アクセス解析をみると、一気に404ページのページビューが増えていました。
こうなるであろう事は予想していましたが、怠慢で対応が遅れました。
すみません。
◇◆◇◆ まとめ ◇◆◇◆
さて、今回のMT4.23バージョンアップ。
新しく機能が増えたとか、管理者画面一般の操作というわかりやすい変更は特にないので、実際のところ感想も特にありません。
正直なところ、今回のようにプライベートではなく、仕事用で用いる場合に、こういう対応をいちいち何度も沢山のお客様に対して行なうのは凹みます。
こういうアップデートは、今時Windows Updateに代表されるメーカー側が自動でパッチして対応する仕組みにして欲しいもんです。
…って言うのは簡単なのですが、そういうソフトがいろいろありますし、SixApartにそういう構造が組めるプログラマがいないとも思えないのですが、あえて対応していないのは難しいところがやっぱ沢山あるのですかね?
なお、僕は具体的な仕組みは分からない一人だったりしますので、技術者の端くれとして、ああいう自動アップデートというものはどうやって作られているのでしょうか?と気になります。
漠然と考えているのは、
1)各モジュール全てにバージョンが割り振ってあり
2)クライアント側から問い合わせがあれば、クライアント側のバージョン管理モジュールとサーバー側と通信
必要に応じてサーバー側は必要なモジュールを必要な分だけ用意したものと変更情報を圧縮したものを転送させる。
3)ファイル到着後、セットアップモジュールが起動
前バージョンをバックアップした後、変更情報にそってファイルの差し替えを行う。
あたりであろうことは、ソフトの動作から推測が出来るのですが。
まず最初に「バージョンアップ直後に大量に発生するダウンロード需要を以下にさばくシステムを構築するか?」というところから作るのが大変な気がします。
そういうのが出来れば、今後僕の制作するソフトは対応させたい(放置状態を速いうちに解消したい姉妹サイトであるジグソーToolsや行き当たりばったりarcadeへまた掲載するソフトがあれば、こちらも対応していくのではないかと思います)と思うので、勉強していきたいです。
投稿者 kuze : 2008年12月11日 22:39
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