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iPhone(iOS11)の場合、コントロールセンターから直接録音アプリ(ボイスメモ)が呼び出せるようになり、さらに録音しやすくなりました。
しかし、録音した内容を再生させてみると、どうも実際耳で聞いた内容に比べて音が小さい。
機械は何事も音量を小さく記録します。
ですので音を加工する前には、何らかの手段にて音が割れる寸前まで予め大きくする必要があります。
これを音の正規化(ノーマライズ)といいます。
具体的には、音の波形データを解析して波形パターンを限界まで大きく拡大するソフトを使用します。
...という話を自分は20年ぐらい前に、MD(ミニディスク)に録音した音を加工しようとした時から既に聞いていました。
久々に触ってみたのですが、20年経ってもそういえばこんなの録音データができた時点で自動的に録音側でやってくれないのか!
今回は音量を大きくしたいだけで合成とか特にしないし、できればお金をかけたくない。
そこで!色々調べてみたのですが、結構面倒なことが分かりました。
多分もっと簡単な方法がありそうなのですが、見つけられなかった...。
■iPhoneで録音した音の正規化(ノーマライズ)を無料で行う方法の概要
1.まず音を加工するために用いるPCを別途用意します
↓
2.iPhoneからPCへ音を転送させます。
m4a形式(MPEG4 Audio)のファイルになります。
PCがMacならAirDropを使うと便利でしょう。
↓
3.コマンド形式でm4a形式をwav形式に変換する無料ソフト(LGPLかGPL)のFFMpegをインストール。
↓
4.以下のコマンドで、wav形式に変換します。
> ffmpeg -i <iPhoneでのファイル名>.m4a <適当な変換後のファイル名>.wav
↓
5.wav形式を無料で音の正規化(ノーマライズ)できるソフトをインストールします。
今回は、商用目的ではないので無料で使える Sound Engineを導入しました。
↓
6.これで音の正規化(ノーマライズ)された音声素材データができました。
これでネットに上げるもよし、動画にかぶせるなり活用しましょう!
・・・面倒くさい。
最終的には上記の通りWIndowsを使ったのですが、私物の良く使うPCはMacなので、Macにも無料でノーマライズするソフトがあるに違いない!と思って探していたのですが、結局は見つからず。
そうとは知らずMac上でFFMpegをインストールしようとしたら、これまたさらに面倒くさかった。
※以下それぞれコマンドを入力します。
A.まずCommand Line Tools for Xcodeのインストール
参考: https://qiita.com/_daisuke/items/d3b2477d15ed2611a058
$ xcode-select --install
B.Homebrewのインストール
参考: https://brew.sh/index_ja.html
$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
$ brew -v
一通りHomebrewが一通りインストールされたのを確認する
C.FFMpegのインストール
参考: https://yuichon.com/2016/02/ffmpeg-install/
$ brew install ffmpeg
いやいやいや。
今どきのMacOSXなら演奏ソフトGarageBandとか、動画編集ソフトiMovieが無料で付属するんだから、GUIからファイル選択をした後、メニューから選択すれば一発で音の正規化(ノーマライズ)なんか無料で楽々できるに違いない!と思っていたのに、なんで簡単にできないの?
私の場合、音の正規化は滅多にすることではないけれど、兎にも角にももっと簡単にできないものか?
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投稿者 kuze : 2017年11月 4日 01:08
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