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今更ながら更新遅すぎ(9/18)ですが、先日「第弐回天下一カウボーイ大会」へ行ってきました。
(公式サイト)
天下一カウボーイ大会とは、プログラマー(=カウボーイ)とその回りの人達が何分間かプレゼンをしてその優劣を競ったり、著名人による講演等を行っているイベントです。
そこで講演をしていたのが、
1. 水口哲也氏(代表作はセガラリー・チャンピオンシップやRezにルミネスに元気ロケッツ)による、ここ数十年の間でのデジタルの急激な進化について、ご自身の体験談を含めた講演
2. アイソレーションタンクの体験談
※アイソレーションタンクとは、外界からのアクセスを遮断した個人用浴槽?
外界のアクセスというのは、視覚(光をなくす)・聴覚(防音)・嗅覚(匂いがない)・感覚(体温と同じ暖かさの塩水?)がほぼ無くす空間に入る事で、色々独特な感覚が得られるらしいです。
3. オリンパス光学が参加・開発中のスカウター?開発中のモバイルアイトレックの説明と希望者全員試用
4. 劇場版デスノートの八神月も愛読?「はじめて読む486」 筆者によるアセンブラの話
5. ソニー担当者が語る15年前にも実はソニーも作っていたセカンドライフ的ソフト
6. 私的所有の生物学的起源
7. World of Warcraft のアドオンを利用したハック
8. microsoftの最近の動向について?
開発中のマッシュアップコンテンツが容易に作れる?popflyなどについて紹介
9. UEI PONG作者が語るオブジェクト形式のデータ通信によるゲームの変化
10. カービーコントローラー
11. 稲見氏による人間のI/Oをハック
12. ソニーコンピュータエンターティメントによるPlaystationC.A.M.Pの宣伝
13. (イベント終了後会場を変えてaltyparty)
というのが主なメニューだったですが、一番インパクトを受けたのは、実際に自分の目で装着する事のできた3番目のオリンパスが開発している新型ヘッドマウントディスプレイモバイルEye-Trek−慧眼(けいがん)−でした。
私が装着した例
ヘッドマウントディスプレイ(リンク先は例)といえば、下のリンク先のような頭に取り付けることによって映画やバーチャルリアリティ世界を体験できるというのがウリだったのですが、
・使用中は完全に視界が塞がり回りの景色が見えなくなる
・重くて長時間の使用に向かない?
・最近のはどうだか知らないのですが、昔は乱視だと見られたもんじゃなかった。
これは
・多分適当な眼鏡
・眼鏡に取り付けるモバイルEye-Trek本体
・多分適当な携帯電話と携帯電話からモバイルEye-Trekへ情報を送る通信機
からなります。
ポイントは表示する所で!モバイルEye-Trekの先に着いている細黒いもの、この先から網膜に直接映像を送り込む仕組みになっています。この細黒いもの自身は目の錯覚?で本当に目の前に差し出した場合これを脳は捉える事が無く、映像の部分だけ半透明で見えるのです。
ですので
・使用中でも通常視界と同様にヘッドディスプレイの映像が共存して表示できる!
・重さは全然眼鏡そのものから変わらないので気になりません!
・実は私は右の視力がかなり悪いのですが、普通に見る事ができました!
今はまだまだ表現力が凄く低いので、つねに携帯電話からアクセスしたRSSが表示すること・・・そこまでしてネットの最新情報を見たいか?ということしかできないのですが、
表示範囲が全視野に強化され → 右目だけでなく両目全視界で普通に現実世界と仮想画像が一体化し
3軸加速度センサ搭載で → どの方向を向いたかによって画像がかわり
カメラ搭載で → 現実世界の状況と仮想画像とが連動し、もちろん手の動き等もカメラで捉えて表示されたメッセージをクリックできるようにする
脳や首筋が近くにあるんだしなんとか神経系にアクセスしてフォースフィードバックができるような機能もおまけに搭載して → 視界だけではなく体感でも仮想空間と連動する
しかも低価格 → だれでも普通に扱える
ということになれば、まさにリアル電脳コイル・いやそれ以上の世界が、携帯電話の進化を考えると、これももう目の前にきているんじゃないのかと思うとちょっと将来に大期待ですね!
・・・フォースフィードバック機能は当分素人目にも目にも難しいような気もしますが
このイベントとは関係ないのですが、ブラザーも似たようなものを作っているようで、この市場はこれからもっと熱くなりそうです!どうなるのか?楽しみですね!!
網膜に光を当てて映像を映す、眼鏡型の網膜走査ディスプレイ(RID)を、ブラザー工業が2010年に発売する計画だ。-ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/04/news076.html
個人的にはまずは、どこかの会社が任天堂と組んで、『バーチャルボーイリターン』を開発してゲームの面からこの業界を豊かにしてもらう事をキボンヌです!
ただ機械を装着しないとこの凄さはわかりにくいですから、その点をどう克服して広められるようにするかがポイントですね。
■参考リンク
「第弐回天下一カウボーイ大会」Blogまとめ(あいうぃず@準備中)
http://d.hatena.ne.jp/s_ryuuki/20080825
投稿者 kuze : 2008年8月24日 23:03
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