IPAX2009の1日目へ行ってきました : つねづね思ふこと

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IPAX2009の1日目へ行ってきました

2009年5月26日

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今までにない凄いソフトが展示されるのではないかと思ったので、IPAX2009に行ってきました。そこで見てきた日本IT技術の最先端?未踏クリエイターの各展示ブースから気になったものをご紹介します。


東京にて行なわれたIPAX2009というイベント1日目を見てきました※。
※2日目は用事があって参加できないのが分かっていたので、高速バスでその日のうちに無理矢理帰りました。

未踏ソフトウェア創造事業という、独立行政法人情報推進機構(以下IPA)が行っている業務があります。
まず、IPAというところは、要するに経済産業省絡みの組織らしい。
で、そのIPAは未踏IT人材発掘・育成事業というIT絡みで凄い人(=天才)だと認めた人に対して、そのソフトウェアや技術について一定期間資金面等をバックアップするということをやっているらしい。

つまり、整理すると以下のような関係性で、今までにないソフトを作ろうというプロジェクトらしい。
経済産業省
↓監督

IPA
↓一定期間パトロンとなる

IT絡みの凄い人・グループ
↓研究開発

今までにない凄いソフト・技術

で、一定期間が経ったので、その発表会が今日と明日、東京ドームプリズムホールで行われました。
つまり、今日この会場で発表されている内容は、ある意味日本IT業界の最先端が見られる!という理解であっていますよね?!

 

IPAX2009の様子

 

転職成功して忙しくなると、平日に行われているこの手のイベントに参加することはないだろうから、せっかくなので深夜バスを使って見に行ってきました。
 


で、個人的に興味を持ったのが

「情報検索支援技術の企業への応用:「見える」文章管理とセキュリティ管理」
メールやデータベースに蓄えられた文章を分析し、自動的に関係図へまとめるシステム。
情報が混線してきた時に全体を把握するのに大変役立ちそう。

「2次元イラストの表現力に3D的な動きを与える技術『Live2D』」
2D絵のどこが目か口か等を指定する事で、ワザワザ3Dモデリング化→2D変換しなくても、2D絵に色々な仕草を簡単に取らせる仕組み。
色々指定したり出力先に制限が有る等といったところがまだまだ面倒くさいですが、絵心のない人でも簡単に素材が作成できそうで、よりサブカルチャー大国日本の底力を上げるのに貢献できそう。

「ワークフロー思考の次世代文章アプリケーションプラットフォーム」
要するに、各PC・携帯・スマートフォンに最適なページが作成できるCMSの開発らしい。
最適化にこだわるほど制作コストが増大する(割には顧客側のメリットが感じられにくい)ので、その問題を解決するなら使ってみたい。
・・・けど高いんでしょうな。

「このへんファジィで賢くいこう」
ファジイ理論で動くロボットに対して、簡単な操作でロボット同士のチームワークプログラミング(指揮?)が行えるロボサッカーゲームをデモっていました。
ファジイ理論はともかく(いやここがキモかもしれませんが)、この指揮プログラミングゲームを高校生らに教育用に公開するプランが有るようで。
いきなりC++でプログラミングというのは、結構苦行が多く挫折しやすいのですが、まずこういったところから始めると抵抗感が少ないかもしれません。

「5W1Hメタデータ自動抽出ソフトと、Mextractrによるマッシュアップと、社内セキュリティ」
文章の5W1Hを認識して、指定した部分をクリック一つでスケジュールをGoogleカレンダーに転送するデモ等をやってみました。
なかなかメールからスケジュールソフトへのコピペもミスが発生しやすいのですが、こういうソフトは便利かも。

「Mobile Web Platform "Colors"」
携帯電話向けのユーザビリティあふれるアプリケーションを簡単に作成できるらしい開発キット。
色々ある携帯電話に対するソフト開発、JavaやHTMLなどが残念ながら機種依存の強い部分が多い中、そういった点も解決して包括的に解決できる仕様・・・なのかな?
非ボタン式(=タッチパネルなど)向けアプリにも対応できると更に良さそう??

「擬人化を用いた機器からの情報提示」
家電に液晶目玉や手を取り付ける事で、不調や操作方法を機械自らがユーザーをナビゲーションするシステム。
一説によると関西の方では、機械に話しかけながら操作するらく、僕なんかでもドツボにはまった時は思わず機械になんとかお願いしますとか言ってしまいます。
そんな時に「ココこうすればわて動きまっせー」とか最適な返答をしてくれるロボット相手なら、少しはストレスが晴れそうです。

「次世代イーラニングシステム携帯スタディ王国」
内容そのものではなく、各学校に合わせて用意したイーラニング問題が凄いと思った。

というところでしょうか?


ただ、中には素人的に「ただのFireFoxプラグインとWebサービスのマッシュアップサービスに見える」「しっかりとした大学の卒論レベル」というようにしか見えないものもあったり。 
実はそれらも本当は説明を受けたら凄い研究!というものなのかもしれません。
が、担当者がいついってもいなかったりということで、分からないまま終わってしまったところもあったり。まぁ個人出典のもので目についたのですが、これは仕方ないものなのかな?

一方、企業(グループ?)で参加されているところは、きちんとも人員を用意したり資料等もしっかり揃えてこちらの質問にもしっかり答えてくれたりして。
こういうサポートを全体で受けてもっと詳しく知りたかったのですが、ものがものだけに難しいのかな?

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投稿者 kuze : 2009年5月26日 22:04


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自己紹介
PHPやVBによるコーディングやシステムエンジニアを仕事にしています。
主にiPhoneアプリの紹介やWeb開発などのPC系の話題と、アニメやゲームなどのサブカルな話題を取り扱っています。

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