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今時こういうハードウェアなマシンを、日本の代表的家電メーカが出すか!とびっくりしてしまいました。
それは、『パナソニックから発表された新ゲーム機Jungle』と、『ソニーから米国などで発売されるGoogleTV搭載テレビ』です。
まず、Jungleの方から。
パナソニックは確かに映像技術は世界をリードしている企業なのは認める。
でも、パナソニック初で、その器の中身・・・優れたコンテンツって、あったっけ?
日本ビクターが昔パナソニックの子会社でしたが、過去形ですしね。
特にゲームといえば、結果的にはファミコン勢にぼろ負けで終わったMSXシリーズ(※)。プレステのライバルにもならなかった3DOが思い出されるわけですよ。
そうそうDVD再生機能付きゲームキューブってのもありました・・・結局DVDが搭載されて良かったゲームキューブのソフトってなかったですが。
※TurboR今でも部屋の隅に置いてますが何か?プログラマとして育ててくれたのは感謝します。
そこまで毎度こけまり、しかもまもなくNintendo3DSが登場するのに、あえて勝負を挑むというのは、なにか凄い策があるのかどうか気になります。
ネット廃人に狙いを定めたマニア専用ゲーム機なんでしょうか・・・、ってそれではターゲット層がかなり狭くないか?
正直私は日本文化で捕われているので、Jungleで儲けるプランがいまいち理解できません。
また、このチラリと覗き見えるキーボードが、複雑な操作性なのではないか?と嫌な予感がよぎります。
次にソニーのGoogleTV端末。
24型は600ドル、1ドル80円と考えると48,000円か。価格にこれはあり!
TVとネットとの検索による融合とか、アプリの提供は、「内容が揃ってくれば」面白くなってくるかも。
今までのTV向け情報端末と言うと、過去のWeb端末(たとえばWebTV)しかり、ゲーム機に搭載されたブラウザしかり、地デジしかり、旧AppleTVしかり(1万円以下だけど日本発売予定無しの新型機についてはまた次回)、アクトビラしかり、どれもこれもいまいち活用する気になれない物ばかりでした。
その理由は、地デジ以外、TV端末の癖に今見ているテレビ番組と連動しないんですよね。「ただのWeb端末なら専用機の携帯・PC・iPad使うよ」みたいな。
なお地デジ(dボタンによるデータ放送)は、コンテンツの中身とUIが最低で片付けられるので論外。TVゲームの爪を煎じて飲め!
その点、GoogleTVはAndroidの開発でかなりUIを研究したのか、YouTubeのデモ動画を見ると、動きもなめらかで使いやすそう。
また、テレビとネットの連携も、リアルタイムWebの代表格Twitterがテレビを見ながら同時に使えるなど、実況向き仕掛けが使えるようになっているのがいいですね。
それにGoogle得意の検索は、なんと録画している番組に対しても有効になるというのが興味深い。
たとえば番組内検索を利用して、名シーンとかネタに使えそうな動画を、簡単に切り出してブログやtwitterに貼付けられるようになったら面白いかも!著作権問題はさておいて。
TV番組は、費用対効果が圧倒的に分かりやすいWebの登場によって、スポンサーからお金がおりにくくなり、中々新しい事を打ち出しにくいと聞きます。
ですが、上手くこうしたWebと連携したサービスで稼げる仕組みが構築出来れば、CMレスでも質の高い番組が成立するかもしれません。頑張って欲しい。
と、ここまでは期待を書いていました。しかしガックリしたのが、ソニーGoogleTVのリモコン。以下ソースはGIGAZINEからですが。
こんな見るからにデカイ物持てるか!
ソニーはPlayStation3/PSP/Xperiaから何を学んだんだっつーの!
確かにチャットする時や検索キーワードを入力する時に、ハードウェアキーボードがあると、リモコンの十字ボタンで50文字から選んだり、テンキーから携帯文字入力するより圧倒的に入力しやすいです。それは認める。
ただ、ゲームって、大昔の英単語入力アドベンチャーゲームなどを除いて、1つの場面で求められる選択肢は少ないでしょう?
テレビって、基本的に眺めるものでしょう?
つまり、基本となるボタンは最小限にして、直ぐに操作が学習出来る様にする。
その他のボタンは必要な時以外は隠して欲しい!というのが言いたい事です。
そういった意味で、ロジテックのGoogleTV端末や東芝のレグザは、iPhone/Android端末向けにリモコンアプリを出すらしいですね。
CEATEC JAPAN 2010:東芝、REGZA用iPhoneアプリ「レグザAppsコネクト」参考展示 − MACお宝鑑定団 blog(羅針盤)
ロジテックのTVデバイスは、約300ドル(=約24,000円[1ドル80円換算の場合])だそうで、ちょっとまだコンテンツが揃っていない端末としては価格が高いが、アプリ式で状況に合わせて必要なキーが切り替わるリモコンであれば、最初に余り戸惑いにくそうですし、使ってみたい気持ちになるかも?
投稿者 kuze : 2010年10月15日 16:12
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