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表題の通り、今日「たまこラブストーリー」を朝から見てきました。
以下バレ有りですので気をつけてください。
ああ、良かった。
でも、「たまこラブストーリー」のパンフレットを買ったら一緒についてきた↓この紙袋。
手ぶらで来たんで入れる別の袋なんてないんですけど、これを持って街中を歩き告知しろってか。
-まぁそれ持ってその後阪急百貨店の北海道物産展へ行ったけど。
それはともかく2013年の冬に京都アニメーションの制作・放映されたアニメ「たまこまーけっと」の続編となる劇場版が上映されるという。
見る前は、正直あまり期待はしてなかった。
1.同じく以前放映されていた京都アニメーション制作の「小鳥遊六花・改 ~劇場版 中二病でも恋がしたい!~ 」が思わず笑っちゃうぐらい酷すぎた。
「小鳥遊六花・改 ~劇場版 中二病でも恋がしたい!」は、うっかり最初の数分遅刻して劇場に入ってしまったら、入場券分のお金と時間をどぶに捨てたと考えて間違いない内容でした。
なぜなら(うっかり最初の数分遅刻したら)新たに見るべきオリジナルストーリーや新作カットといった箇所はほぼない、ひたすら総集編。
うん、誰も誘わず一人で見に行って良かった。
と、自分を慰めてました。
2.劇場版たまこまーけっとが、追加予算をかけて作成すべき話であるようには思えなかった。
同じく京都アニメーションが作成した「けいおん!」は軽音楽部だから、CDでキャラクターソングでも作ってバンバン売るのは自然な流れだ。
劇場版で新曲を出し、それを売れば更に儲かる、それがわかるから気合入れて作ってくれるのは分かってましたので、当時楽しみに映画館に行きましたよ。
しかし、「たまこまーけっと」は、餅屋の娘の話だ。
もちは、赤福賞味期限偽装問題もあったとおり生鮮食品だ。
当時アニメショップに、やっぱりたまこまーけっとなもちはやっぱり置いてなかった。
そんなことは重々承知で、餅屋の娘という設定だけでは地味過ぎるとも考えたのか、たまこはバトン部部員であるという設定も用意し 、ここ周辺に可愛い娘を揃えました。
しかし、それで今作ではスポーツメーカーがスポンサーについた!わけでもなく(先の劇場版中二病でも恋がしたい!は白十字がスポンサーになったんですけどね)。
自分はiTunesでオープニング&エンディング曲とか買いましたけど、単体の商品「たまこまーけっと」だけでそんなに売れたという話を聞きません。
儲かってた上で制作する資金が出来た、資金繰りが健全な作品なの?
きちんとお金をかけてくれた作品なの?
3.主人公のたまこが、幼なじみのもち蔵とくっつくという話であることを事前に告知されていた。
TV版のもち蔵は、自分にとっての印象は「ドラゴンボールのヤムチャ」でした。
最初は主人公の相手役とされたが、その後あまり活躍の無いままフェードアウトしていくという。
もち蔵は高校生になっても主人公のたまこと糸電話で会話するという超好ポジションにいながら、主人公として全く恋愛対象外(いつまでもいいお友達でいましょう)扱いでした。
しかももち蔵は、現状維持でいたい気持ちも分からんでもないが、その後も結果的にたまことの関係を前進させる展開にはならなかったわけですし
ーラスボス「南の島の王子様」が出てきたが、しかしお妃になるのをたまこが拒否する展開になっても、2人の関係は何も変わりませんでした。
もっとも、アイドルマスターやけいおん!など、女の子達がゆるく仲良く日常を過ごす物語系の作品は、ちょっと男性の影がするだけで、一部の人は大騒ぎすることがあったので、当時本編では男性キャラクターの登場により関係性が変化する話を提供するのは慎重になったのかも知れません。
なお、自分はTVシリーズを見ていた時、たまこがなんだかんなでもち蔵やみどり(同じくたまこの幼なじみ、上のパッケージイラストでは右上の金髪キャラ)の手から離れる展開になった後、たまこを巡ってライバル関係だったが一転して急接近するようになれば面白いのになぁと思いつつ見ていましたこともあり、今更たまこともち蔵がラブストーリーになる話は、当たり前すぎて、いまいちピンときませんでした。
しかし、冒頭に記載したとおり、さすが山田尚子監督。
主人公が告白されて、混乱して、恋を意識して、気持ちを整えて、友人に押し出されて、告白する。
という流れをひたすら丁寧に作っていて、好感を持てました。
海外旅行に行って、卒業式に後輩へオリジナルソングをプレゼントする話。を、あんなに楽しく心にじんわり来させる手腕は、今回も遺憾なく発揮されました。
同監督作品の劇場版けいおん!の雰因気が好きで、TV版たまこまーけっとをなんとなく見ていた人且つ「まんがタイムきらら風日常アニメに男が出てくるなんて...」とか言い出さない人には、オススメです。
特に今回もたまこの「普段はコンタクトレンズだけど、たまに眼鏡をする」というデュアル設定は相変わらずズルくて良かった(ほめ言葉)。
特にメガネをする理由が、精神的に混乱して、いつもの調子が出なくなったという時のシンボルで登場させた。
というのがまたツボを抑えていて分かってます!グッと来ました!!
たまこの存在は、どうも現実感がない(あんなに良い子過ぎて家業のもちのことばっかりずっと考える女子高生なんているか?また気になっている人の前に経つと冷静でいられなくなる点)のが鼻につくなとは思いつつも、やっぱり気になってしまうのは、こういう描画が素晴らしかったかなと感じます。
そこに亡くなった母親の思い出をフラグとして埋め込んだところも憎かった。
一方でもち蔵とはライバルだったのに、2人をくっつけるキューピット役になってしまったみどりが、実は「自己嫌悪」と言っていたドロドロとした内面をどう葛藤していたのか、『たまこラブストーリー』の後、2人に対してどう接していくのかな?というのがあまり本編では描かれてなかっただけに気になりました。
投稿者 kuze : 2014年4月26日 23:09
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