ARIA PS2版〜遠い記憶のミラージュ〜をやってみました(ネタばれ注意)！ : つねづね思ふこと

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ARIA PS2版〜遠い記憶のミラージュ〜をやってみました(ネタばれ注意)！

2009年6月22日

PS2版ARIAその1ことARIA The NATURAL ~遠い記憶のミラージュ~にて、通常灯里ルートとアリスルートをクリアーしました。Alchemistから何故かARIAカンパニーに投入された男性主人公ですが、話の絡め方を頑張っているのでプレイを進めていけば最初の違和感も慣れていきました！でも真・ルートってなに？！amazon評価に書いてあったRPGバリのスペクタクルや、ハードSF顔負けのシリアス・ドラマってどういうこと？？？

今更ですが、PS2版ARIAその1こと「ARIA The NATURAL ~遠い記憶のミラージュ~」の灯里ルートとアリスルート(どちらも通常)をクリアーしました！

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満足・・・かな

えぇ〜っ

「ARIA」は、「ARIA」

シナリオに問題あり

ARIA関連グッズの１コレクションとしてなら・・・。

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■ システム的にはギャルゲーも進歩しているんだな・・・と感じたり

で、このPS2版ARIAその1の感想ですが、舞台は未来ということもあってか、UIがアニメーションを多用していて、ちょっとカッコ良かったです。

また、現在どのルートに進んでいるのか、各章の冒頭に表示されます。
ちょっと「今回はこの娘を落とす！」というガツガツしている自分に気がついてやや冷めるのですが、ぶっちゃけ分かりやすくていいです。

ガツガツといえば、クリアー後「ショートカット」が現れて、女の子攻略の分岐点まで一気にいけるので、これまた楽でいいですね。
悩むのもゲームの醍醐味ですが、ARIAなどはそんなタイプではないので、ストーリーを楽しませる方向に集中させてくれる方針は嬉しいです。

また自動運転モードもいいです！別の作業をしながらゲームができます。
贅沢を言えば、主人公の台詞じゃない部分（行動の解説やコメントなど）も読み上げてくれたら、本格的に画面を見なくてもラジオドラマ感覚で楽しめたので、オプションとして選択できるようにしてくれれば最高でした。

一方、バックログにはちょっと不満がありますね。
ゲーム中、疲れてコントローラーを持ったまま途中で寝てしまい、目が覚めたら朝になっていたのでしょうがないからここでセーブして電源を切った場合。
自動運転で進めていた部分を見返すべく、ロード直後にバックログを見返すのですが、寝てた部分には戻る事ができません。残念！

■ シナリオ的には、ちょっと物足りないかも(ここから本格的にネタバレです！)

現在の地球で行われている本家ウィンディーネことベネチア船上(ゴンドラ)ガイドは、男性が行っているらしい？です。
下はサンプルとして用意した、YOU TUBE - 『ヴェネチアでのゴンドラ遊覧』動画。

とはいえ、やっぱりこのAQUA(ARIAにおける人が入植可能になった火星のこと・作品の舞台)のゴンドラは、女の娘じゃないとダメです！
PS2版その1である本作の場合『主人公がARIAカンパニーに男の娘として入社して、ちょっぴりギャルゲーな感じでラストのお別れまでにメイン3人娘と仲良くなって最後は涙のお別れ』なんて話(少なくとも私がクリアした2つのルートは)なので、やっぱり抵抗があります！

また、曲が正直物足りない。
多分アニメ版のBGMが権利関係で使えなかったんでしょうね？
ゲーム専用に全曲新たに書き下ろされたのですが「曲はやっぱり大事やねぇ。」と痛感しました。

あと女の子の立ち絵の使い方が絵違いだけのワンパターンばっかりだったのが気になりました。
こんなものと言えばこんなものでかもしれませんが、なんかスクロールとかアップとか上手く使って、もう少し演出して欲しかったかなと感じたり。
まぁその為の静止画はきちんとそれなりに用意されていたんですけどね。

ただ、お話のチョイスは原作の春〜夏に関する各種イベントを上手く加工して追体験できるようになっているので、「主人公の影は薄いけど、でも混ざっていくと慣れます」
主人公は、これからの彼女らの話に影響しないように、そんなに濃厚な関係にもなりませんので、原作ラストの方にありました「アリシアさん(主人公の上司にして優しいお姉さん)結婚告白！」で大ショックを受けていた皆さんも許せるんじゃないかなぁ。と思ったり。

■余談

そんなこんな突っ込みながら、引っ越してから最近、少しずつ積みゲーを消化してみ始めた今日この頃です。

再販版を買ったものの、実家ではやりづらく・・・
途中でなんとなく止まってしまうと、そのままこのゲームも殆ど進めないまま積みゲーと化した一つとなっていました。

でもまあ3人娘のうち2人攻略したし、後の一人(藍華)は中の人は大好きなんだけど、攻略しようとしたらアル君(藍華の彼氏)と修羅場になりそうだなぁとちょっとプレイするテンションが大きく下がっていました。

ただ、今回のネタをブログに書く為にamazonの評価コメントも覗いてみたのですが、なんですか？「真・ルート」というのは？！！！！

ARIAのコンセプトを完全にぶち壊す？展開らしく、こう書かれていると、実際に自分がプレイして「俺のARIAを返せっ！」とDVD叩き割ってAlchemistに送り返したくなるかどうか検証してみたくなっちゃうじゃないですか？
放送終了して随分経ちますが、今更ながら自分のARIAへの愛を確かめたい人は是非。