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劇場版も今秋に予定される「魔法少女まどか☆マギカ」
そのPSP版が出たので、その感想を...って発売されたのは今年の3月15日の話なので、今更過ぎますが折角書いた物を破棄するのは勿体ないのでアップする!
ちなみに私はどこまでプレイしたかというと、一応番外編なほむらシナリオを1回終盤までプレイしました。
その他のシナリオも含めて色々分岐しているらしいですが、それぞれ1回クリアした程度です。
※なお「魔法少女まどか☆マギカ Porterble」は修正パッチが公開されているので、買った人は忘れず適応するのが吉。
でないと、シナリオによっては一時間かけてやってきた最終ダンジョン(中断はあってもセーブは不可)を、またやり直すハメになり、しかも台詞スキップもなし!社会人には厳しい仕様です。
最初に出てくる言葉は「きゅうベェ、マジ屑、ホントむかつく。」
最初にプレイできるまどかシナリオ・その次のマミシナリオ※と言っても、主人公はあくまできゅうベェ。
※マミシナリオは途中から話の軸がほむらへ切り替わってますけど。
で、途中Qボタンを押してきゅうベェの行動と心の声が出て来るシーンがあります。
そこでのきゅうベェの内心が出てくるのですが、予想通りまぁ酷い。
マミの動揺を誘うことをして「済まない、僕のミスだ」とか言っときながら、内心では「(マミを魔女化させて)そろそろ宇宙のためにエネルギーを回収しよう」とか、プレイヤーも人間側なんですけと。
そのへん開発側も、いい加減そろそろプレイヤーのソウルジェムが濁る事を読んでいたようだ。
続くほむらシナリオをプレイしたところ、意志決定をするQボタンがほむボタンになり、どうしたらまどかが魔法少女になることを阻止出来るのか?に変わってた。
まだこちらの方がはるかにわかる・納得出来る。
ダンジョン3D RPG パートは、敵・自分が自由に動き回れ、間合いよる戦術が楽しめるタイプになってました。
話が進めば色々な状態変化(狂化とかソウルジェム紛失など)が楽しめるそうです。
ですが、敵が前後に並んで前がつっかえたら、後ろの敵が回り込もうとしない(だから、四方を敵に囲まれる緊迫感がない。)とか、いきなり魔物の巣に入ったとか、地形トラップなどはなさそう。
Rogue・シレンをプレイした人なら、自動生成ダンジョンものとしては正直物足らないかな。
ーまあワルプルギスの夜で甘い似たようなシチュエーションは用意されているけど。
また流石に、マミさんのテーマをバックに銃を乱射するか、主人公を影絵にしてバッタバッタと使い魔を切りまくる、あのスタイリッシュな爽快感は残念ながらゲーム化されていなかった。
また今の所基本的にはアニメ版のストーリーに沿って話が進んでいました。
マミさんの魔法少女としてベテランになるまでの新話とか魔女になるまでの話も用意はされていますが、予想の範囲内かなという印象。
その点も含めて原作ものだから大きくずらせないのは仕方ないのでしょうが、基本ゲーム版は紙芝居なだけに全編動きまくるアニメを先に見ているから見劣りして感じてしまうつくづく「シャフトは偉大だった!」と言うのを実感してしまいます。
■とはいえ見るべき点がないわけでもない
・・・と思っていましたが、その後の番外編は頑張った。
いいぐあいにあっ軽く同人的開き直りしたシナリオでよく許可が出たなというところですが、こういうのがプレイしたかった!
殆ど戦闘シーンはなかったけど、こういうのがプレイしたかったんだよ。
ここについてはお金を払った甲斐はあった!
ということで、結論として、ゲーム版はそれなりに頑張ってはいたが、全般的にアニメの劣化版と言う感想が出てしまいます。
でも、見るべきところもあるというところです。
投稿者 kuze : 2012年7月 8日 01:58
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