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以前はkuze.tsukaeru.jpで運営していましたが、kuje.kousakusyo.infoへ引っ越しました。
引っ越しにあたり、内部的には使えるネットから、XSERVERへ変更しました(なんでわざわざサーバーを変えたのかについては後述参照のこと)。
ついでに全ページhttpだったのをhttpsへ移行(SSL対応)することにしました。
ドメイン移行とサーバー引っ越しは重なると、わかっちゃいるが、やっぱり大変面倒くさい。
しかし、やらなければならないときは、せめてミスを抑えるようチェックリストを用意しましょう。
※なお、ユーザーが立ち入れるページ構成は新旧サイトで同じとします。
1. ロボットよけを入れる
まずは作業中他の人をいれたくないので、妨害として新サーバーにとりあえずロボットよけ(robots.txt)を入れます。
とはいえ、これだけなら頼りにならないので、商業サイトならBASIC認証を入れときましょう。
2.サーバーの動作テスト
XSERVERは無料のテスト期間を設けてくれているので、できるだけ期間中に全ページでPHPやPerlのテストをしましょう。
PHPのバージョンが違っていますし、他にもシステムの違いがいろいろありそうなので、嫌な予感がしたのですが、動かしてみたら主なものは取りあえず動いて一安心。
(その後、何故かjcode.plの調子がおかしくなって、最新版に更新したら直ったりしたけど)
ちなみにこの際、このブログを稼働しているMovableTypeもメジャーバージョンアップ(6→7)してみたところ、7では管理者画面UIが変更されていたので、タグ編集プラグインTaggingHelperが2018年6月現在動かない事がわかりました。
ですが、このプラグインがなくても、不便ですが、使えることは使えます。
ただ記事の編集をすると「Undefined subroutine &Trackback::Entry::extract_domains called」エラーが発生する。
色々調べた所、とりあえず現時点では、pluginフォルダにTrackbackBugsWorkaroundSampleフォルダを作って、このプラグインファイルをいれたら動くようになりました。
肝心の必須な全更新について試してみたところ、今まで完了までに1時間とか、途中でCGIエラーが発生し止まっていたものが、なんと数分で終わるようになりました。
これは今後修正も助かりそう。期待が高まります。
3. リンク先が旧ドメイン先になっているカ所をすべて洗い出して直しましょう
いやーっ!
これが一番面倒臭い。
MovableTypeで管理していたブログ部分は置換機能で何とかなったけど、そうでないところはね。
Visual Studio Codeで、旧URLで書いていた部分を一斉スキャン。
大抵はそれで該当箇所を変更によって誤動作しないか確認した上で修正。
しかし自分が大昔に組んでいたコードにはUTF-8だけでなくShift-JISやらEUC-JPのものがあり、下手に直して上げ直すと文字化けするものが。
その場合、慌てず他の文字コードで開いて保存し直せばOKです。
そのうえで、合わせてリンク先がhttpになっているのをhttpsに直して、各ページでSSLエラーが出なくなっているのを確認。
(こうしないとせっかく自分のページはお金を出してサーバーをSSL対応したのに、ブラウザ上ではセキュリティ保護違反警告になってしまいます。)
ただこのhttpsの記述先になっている先が人様のサイトの場合、まだSSLに対応していないことが、考えられます。
このまま放っておくと、該当ページでエラーで動かなくなってしまうのでーここは取りあえず削除で対応します。
4.ひととおり動作検証して、問題なければ他の方もアクセス出来るようにする
個人サイトの場合、友人などに新サイトを見てもらって明らかなエラーがないか見てもらいましょう。
その上で今回の場合、(正直な所いくつか動かないところを見つけたのですが、まあ大体は動くので後日直すことにして)ロボットよけを外します。
5.旧サイトへ新サイトの該当箇所へ自動移動するよう.htaccessを入れます
今回の場合、こんな感じです。
<Files ~ "^\.ht">
deny from all
</Files>
# Redirect
Redirect permanent / https://kuje.kousakusyo.info/
私の場合自分の個人サイトですし、この時点で、公開開始としました。
ですが、作業はまだまだ続きます。
6. 他サイトにて旧URLで登録してあるものを思い出し、修正をする
私の場合ピックアップするとこんな感じ
特に気を付けるべきは、AdSenseや各種アフィリエイト系について。
きちんと届け出ないと動かず、収益とは容赦なく認めてくれないらしいので、至急直す必要があります。
他にもある予感がしますが、他は気がついたときに直そう。
7.メールのフッターを直す
他、名刺とか持っている人は合わせて直していきましょう。
他にも何かあったような不安感があるのですがーChromeStoreに上げてたアニチェッカーとか大丈夫だったっけ?
まあ個人サイトですし、あったときに考えよう。
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【オマケの経緯】
今まで、サーバの引っ越しは面倒なのは分かっていたので、過去にもやろうかなーと思ったものの、VPSサーバを調べたり、ちょっくら借りてみたりしていたんですが。
...挫折して進みませんでした。
しかし、そうも言ってられなくなりました。
2018年7月にリリースされるChrome68からSSL証明書がないページはもれなくエラーになる。
自分もプログラムで飯を食べている端くれとして、愛用しているブラウザから危険なページとしてエラー対象になるのは我慢できない。
そこで毎年SSL証明書を購入してサーバーに適応するーというのが王道です。
ですが、無料SSL Let's Encryptがよく仕事で使っていた安いSSLことrapidSSLなどとほぼ同じ機能(*)を提供すると聞いたからには使いたいってもんじゃないですか!
(*)rapidSSLは最低一年毎に更新する必要があるが、Let's Encryptは3ヶ月毎に更新する必要があるーただし公式で自動更新ツールを提供しているので結局手続きいらずで半永久的に使い続ける事が出来る。
ということで、使えるネットに問い合わせたところ、現在自分が使っているプランではLet's Encryptは非対応らしい。
ホームページを見るとリニューアルしたプランなら対応しているらしいのですが、多分以前使えるネット内でプランを変更したときの記憶によると、現在の設定は移行先に受け継がれず、色々再設定をすることになると思います。
この際、他のレンタルサーバーにも目を向けてみたところ、毎年使えるネットへ払っている金額とだいたい同じ金額で大量のメモリを積んでてMovableTypeの再構築もサクサク動きそうなところが見つかりました。
更にSSHやCRONに対応していてマニアックな要望も答えてくれそうで、利用者が多くて資料が豊富そう、且つ個人的に使った事がないサーバーを使って経験値を稼いでみるのもいいかな?
という理由でこの度XSERVERへ移行することにしました。
気になるのが前のドメイン kuze.tsukaeru.jp は使えるネットが管理している点。
ですので、他のレンタルサーバーへは使えない。
そのため、サーバー移行手続きの上、私がこの為にお名前.comで購入したkuje.kousakusyo.infoドメインへの引っ越しの手続きをしないといけないのが、やる前からうんざりする。
それに移行するとSNSでブックマークされたのも全部パアじゃないか。
(はてなブックマークのセルフブックマークは救済策があるらしいですが。)
ですので、SEO的に宜しくなく、アクセス数が減るんだろうなと気が滅入ります。
かといってSSL警告も野放しにできないので、ここは移行をチャレンジした次第です。
投稿者 kuze : 2018年7月22日 00:27
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