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普通、パソコンから日本の地上波で放送されているテレビ番組を見たければ、パソコンの他にチューナーを購入して取り付ける必要があります。
ですが、画質も音質も悪くて動きはカクカク、しかもサイズが小さく録画ができなくてもOK!しかも常時接続可能なインターネット回線なら持っているよ!という方。
東京地方のTVアナログ地上波を中心に、現在放送中のテレビがワンセグなどなしで見ることができかもしれない?ソフトがあります。
Windows / Windows Mobile / Linux用ソフト「KeyHoleTV」です。
このソフトをインストールすると、誰かが発信しているTV番組をP2P技術で受信することができます。
サイズは320×240ピクセルですので、ネットがつながれば付属品なしでお手軽にどこでもながら見用として利用できるソフトです。大変面白いですね。
ちなみに、その中で配信されている「東京地方の各TVアナログ地上波チャンネル」ですが、Wikipediaによるともともと地上デジタル放送難視聴問題解決技術の実証として行われたものだそうで、それが現在でも引き続き利用できる形で提供していただいているようです。
で、ですよ。
対応機種能のところを見ると、Windows / Windows Mobile / Linux・・・我らが愛機MacOSXがない〜っ!
まぁ、エミュレータでWindowsを起動させればいいだけの話ですが、とはいえいちいち「ながら見」の為だけにParallelsとか起動するのもおおげさ過ぎるよなぁ。
実は、ParallelsやVMwareとかBootCampなどを使わなくても、MacOSX10.5からKeyHoleTVを起動させることができます。
現に下記のように手持ちのMacbookから動作に成功しました!
※ただし、↑を見ての通り2009年2月1日現在、日本語が「□」文字で文字化けします。
また番組表の部分ではかなりのちらつきが発生します。
サンプルで表示しているテレビ番組は、テレビ朝日が2009年2月1日に放送した「ニュースの記憶〜報道50年映像全史〜」です。
インストール方法は以下の通り。
1.MikuInstallerのインストール
MacなどUnix系OSでは、x86系マザーボードならWindowsを無理矢理ネイティブで動かすことができるかもしれないWineというソフトがあります。
それをMacOSXへ「初音ミク」インストールする為にカスタマイズされたMikuInstallerというソフトをMacOSXにインストールします。
※MikuInstallerじゃなくても良いような気もしますが、未検証です。
2.XQuartzのインストール
MacOSX10.5の場合、XQuartzの最新版なるものを入れてくださいということなので、入れます。
10.4以前の方は、なんとかX11というものを別途インストールする必要があるようです。
3.KeyHoleTVのWindows版をダウンロード
KeyHoleTVのホームページから、今回の本題KeyHoleTVのWindows版をダウンロードしてきます。
4.Wineを使って簡単にWindows用のソフトをMacで使える環境にしてくれる『MikuInstaller』| Macの手書き説明書を参考に、「初音ミク」の部分を先ほどダウンロードした「KeyHoleTV」に置き換えてインストールしていきます。
まぁ基本的にはひたすら「次へ」をクリックしていきます。
ショートカットのデスクトップ作成などはお好みで。
※なお、MikuInstallerからKeyHoleTVのインストーラーが起動するまで、古い機種によっては大変重かったりします。
気長に待ちましょう。
5.gdiplus.dllをKeyHoleTVをインストールしたフォルダに入れます。
インストール後、KeyHoleTVは本体の起動を試みますが、途中で失敗して強制終了します。
なぜならKeyHoleTVは、動作にgdiplus.dllが必要らしいのですが、Wine(MikuInstaller)のシステムにはgdiplus.dllが含まれていません。
そのため起動に失敗しているのだと思います。
Kifu for Windowsにてgdiplus.dllをlzh形式で配布しているのでダウンロードし
(※Microsoft側でもgdiplus.dllは配布しているようです)
Sufflt Expander(フリー版で十分です)で、落としてきたgdiplus.lzhファイルを解凍します。
そして解凍された gdiplus.dll を、KeyHoleTVのインストール先へコピーします。
なお、インストール先はどこかという話ですが、インストール先が標準値のままの場合「/User/(ユーザー名)/library/Apprication Support/MikuInstaller/prefix/default/drive_c/Program Files/KeyHoleTV/」になります。
6.Parallelsとかを先にインストールしているMacOSXでは、exe形式のリンク先がParallelsに結びつけられているかもしれませんので修正しましょう。
Parallelsなどはexe形式をParallelsに関連づけているので、KeyHoleTV.exeをダブルクリックして起動するとParallelsが起動してしまいます。
それでは今まで行ったことの意味がないので、exe形式のファイルをMikuInstaller側へ関連付けを変更しましょう。
※勿論こうすると、今度はParallelsから直接起動させたいソフトでもWineから実行される恐れがあります。
その辺は上手くやってください。
7.「/User/(ユーザー名)/library/Apprication Support/MikuInstaller/prefix/default/drive_c/Program Files/KeyHoleTV/KeyHoleTV.exe」をダブルクリックしてKeyHoleTV起動ウマー?
※エイリアスをAppricationフォルダにでも作って、次からは簡単に起動できるようにするのがおすすめ。
というやり方で、上記のようにMacOSXで、無理矢理KeyHoleTV3.12を実行させることに成功しました。
でも、文字が化けたり、チャンネル表がかなりチラついたりと無理加減が結構目立つのが気になります。
ということで、それでもやってみたい方は自己責任でどうぞ!
↓なおメーカー保証付きで、文字化けなく、きれいにMacでテレビを(ワンセグで)見たい方は素直に下記のような機器を買うのが良いのかも↓
投稿者 kuze : 2009年2月 1日 15:33
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KeyHoleTV開発者
KeyHoleTV for MacOSX (10.4, 10,5)をリリースしました。
どうぞご利用ください。