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皆さんあけましておめでとうございます。
この年末年始、私は『中二病でも恋がしたい!』原作版1巻・2巻を読んでました。
京都アニメーションが「けいおん!とか独自エピソード作りまくったのにあまり儲からなかった・・・ここらで完全自社オリジナル作品を出してガッチリ稼ぐぞ!」というそろばん勘定が見え透いていた同名アニメ版でした?!が、それでも好きでしたので。
しかしまぁ、アニメ版と原作は話には聞いていましたが確かにまるで内容が違いますね。
原作の設定を借りてきただけで、全くの別物だ。
まぁ、原作は以下の理由でほとんど作り直したのは止む負えないかな。という考えも理解できます。
1.そもそも売れなかった?
先のとおりアニメ版が好きだったので、原作が気になり梅田の本屋やアニメショップ何店か巡って本を探したのですが、何処も扱っていない。
Amazonへ行ってやっと購入できた有様ー実は京アニショップでは余裕で買えたらしいデスが。
まぁそんな入手がそもそも難しい本は、多分売れていないでしょう。
一方それでも原作が売れていたら、当然改変には慎重になったはず。
2.1クールアニメ化するにはボリューム・エピソードが圧倒的に少ない
なんと小説版が販売されている2巻までの時点でもまだ夏休みにも入っていない!
ですので、京アニ文化系テレビアニメ定番の文化祭シーンまで持っていくのは、どう水増ししても限界を超えていると思う。
3.小ネタがマニアック過ぎる
まどか☆マギカネタはまだいい方で、勇者シリーズネタとか。
懐かしPCゲームは伏字を入れていようがどう見てもぴゅう太とMSXです、ありがとうございましたーそのまんま初代パロディウスなど再現したらコナミ法務部が駆けつけそうだ。
どういう女子高生だよ六花。
実在してたら思わずグラディウス2(IIではない)を差し出しそうだ。
あと1巻目に出てくる遊園地は、これまたどう見ても関西サイクルスポーツセンター・・・自転車の館はなさそうだけど。
ということで、関西30代後半男性層の中の極一部じゃないと思考についていけないかも、なんて俺得。
しかし、そんなこんなで殆どオリジナル化したテレビアニメ版は9話位までは個人的に楽しめたのですが、10話位以降は原作小説版の方が評価高くなるのも無理ないかな。
だって10話以降は主人公の勇太が六花の中二心を上げ下げしただけで、結局そこで勇太が起こした行動はアニメで放送された範囲では、部活動以外の範囲において何も問題解決していないんですよね。
結局六花家族の問題はどうするんだよ!
明日からも学校生活は続くのに、底が浅く感じてします。
ちなみに小説版では・・・
A.そもそも六花の家族は一人も登場しない(六花のお姉ちゃん十花ことプリーステスも登場しません)、六花は一人暮らし
だから、家族の問題は語られない
B.1巻目の時点で、勇太同様クラスメートも六花の中二病も暖かく対応している
ということで、そもそも中二病は個性の一つとして片づけられている結果、話は勇太の恋愛物語に注力したお陰で、完成度としては原作小説版の方が無駄がなく高くなっているんですよね。
題材としては面白かったが、アニメ化としては節操だったのかもしれない。
でも、アニメ版として膨らませたギャグパート、特に中二病でも恋がしたい!Liteとか(オープニングとエンディングの落差がまた最高!)は大好きでした。
やっぱり京都アニメーションが作るけいおん!を代表作とした文化系クラブのグダグダ感はいいですね。
今年1月から放送開始の京都アニメーション新作『たまこマーケット』も期待です。
いい歳こいて、今年も年甲斐もなくこんな感じでこのブログは書いていくと思いますが、本年もよろしくお願いします。
■余談
今回の記事は、『結局中二病でも恋がしたいは何が残念だったのかねっていうお話 - yoshikemの第二反駁』に影響されてアップしました。
『結局中二病でも恋がしたいは何が残念だったのかねっていうお話 - yoshikemの第二反駁』
投稿者 kuze : 2013年1月 3日 01:00
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