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先日映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」を見て来ました!
(以下もろネタバレ)
走馬燈キター!
冒頭で年の取らない主人公マキアが、普通の赤ちゃんエリアルを拾って息子として育てることにした時点で、ラストはマキアがエリアルを見送るシーンで締めるな。
と思っていましたが、やはり予想通りこの定番の泣かせシーンを入れて来ましたか。
特に「ミド家の老犬が寿命で死んだので墓に埋めた」シーンは、最後にこの演出を持ってくるため風呂敷だと思っていたんですよ!!
とはいえ最後に走馬灯を持ってくるのは冒頭見た時点で早々に読めていたのに、イザ最後の冒頭シーンになると、ついウルっとくるものがありました。
監督:岡田麿里の術中にハマって悔しい。
なぜ心にくるものがあったかといえば、やはりそこに至るまでの途中の波瀾万丈や人間関係のアレコレですね。
もう一人の主人公ことレイリアについて、マキアと対象的なのが印象を深くしています。
マキアが一箇所にい続けると年を取らない点が不審がられるのであちこちへ移り住んだ一方、レイリアは王宮ぐらしで定住していた。
ですが、マキアがそれぞれの場所でなんだかんだいって結構馴染めていた一方、レイリアは軟禁されていたので娘にも会えない状態で精神的にも不安定にもなるぐらい。
それがクリムのレイリア奪還計画によって絡み合う。
最後のクライマックスで、レイリアは最も会いたかった大きくなった娘と出逢うものの。
レイリアはロクに娘と抱き合う事もせず、娘へ一言声をかけた上で走りさり、レイリアとともに龍(レナト)に乗り、天空へ去理ました。
これから過酷な運命で生き抜いていかなければならない娘へ凛とした姿を見せることが母親として最後にできることと考え、苦しみながらとった行動だったのか?
とはいえストーリーをまとめるために、ちょっと都合良すぎだろ!と感じることはいくつもありました。
例えば
・なんでクリムは、マキアの居住地を突き止める事ができたのか?
イオルフの生き残りをまとめあげたとしても、そこからどこに住んでいるかわからないマキアの現在地を突き詰めるだけの強力な組織を構築できたように思えないのですが。
・そこからメザーテ(メイン舞台の国)へ侵攻するシーンが始まるが、ディタ(エリアルの嫁)が出産するシーン※に立ち会って助産したり、その後城の中で倒れたエリアルを現場で手当てしたり、なんでうまく現場に立ち会えるんだ?
イオルフは長寿なだけでなく、主要人物の居場所を察知できるレーダー機能も搭載しているのか?
※とはいえ、ここもエリアルとの出会いのシーンを彷彿とさせる状況を持ってきて、助けを求めるディタの元へ(この時点では面識なし)助けに行くかどうか迷わせるのも憎い演出だった!
・なんでマキアとレイリアはいきなり初対面の龍(レナト)に乗って立ち去れるんだよ!
今まで乗馬シーンすらなかったぞ?!
・最後にマキアは色々あった上、その後実はエリアルの近所に住んでいたというわけでもないのに、エリアルがそろそろ臨終だというのも何処で察知してタイミングよく立ち会う事ができたんだ?
いきなりその後文明が発展して電話の類ができた描画とかも特になかったんだが。
でも、やっぱり最後の走馬灯シーンは素晴らしかったと思う。
あと地味にヒビオルという布兼メモリ装置という小道具を選んだセンスも良かった。
現実のコンピューターも、その根底の一つには織物機のパンチカードによる柄の自動化があるという話を聞いた事があるので、それを冒頭から見せつけてくれたのが、只者ではない!と感じました。
投稿者 kuze : 2018年3月11日 18:13
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