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最近ドラクエXを衝動買いしたのですが、自分にとってドラクエはIVで止まっている事もあり、3次元を認識して移動するのもめんどう。
まだオフラインの導入が2〜3時間ぐらいあるのですが、肝心のオンラインまでたどり着けていないよ!
ということで、同時期におっくうなのでPlayStationStoreで購入した(少し古いが)この「白衣性恋愛症候群」(Re:Therapyじゃない方)ばかりやってます。
今の所、とりあえず最初に主任(はつみお姉ちゃん)ルートを狙ったところ、結ばれたけど全然問題棚送りで消化不良なルートをクリアーしたところ。
百合ゲーとしてニヤニヤできるシーンも多数用意しているので、悪くはない。
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ですが、まずは気になるところから。
a. 正直予算の少ない中切り貼りしてやってんだなという印象を強く受けました。
a-1. 例えば攻略可能キャラクター以外は、画像はおろか名前もろくに与えられない。しかも名無しキャラの中には(自らバイトさんでいいよと片づけられる)非正規雇用看護士・介護士・リハビリ士・受付・薬局などに加えて「医者」も含まれるってどうよ。
看護士って、自分では手が回らない医者の代わりに補助をする=看護という仕事だと考えていました。
ですのでもっと医者と看護士は高いチーム・プロジェクトのような連携で仕事をしてるんだろうなと考えていたんですよね。
ですが、本作では単にデータ(カルテ)ベースで作業分担するだけの関係性なのか?全く話にも出て来ない。
そういやNHK にて現在朝の連続テレビ小説として放送している女医ものの「はなちゃん先生」も(いまいちなので中途半端にしか見てないが)零細規模の病院にもかかわらず町工場の職員の方が圧倒的に看護士より登場率高いし。
まぁ(ナース服が全員少しづつ違うのも合わせて)単に単純化するためにあえて出さなかったのもあると推測しますけど、実際のところはどうなんだろう?
病院にもよりけりでしょうが。
なお流石に患者のみ名前はお爺さんやエンジェルケア行きでも与られています。
a-2. あと年頃な女性の私服が、外に出かけるときでも毎回同じ服ばかりなのはともかく、主人公が寮に入ったときに置いてあったダンボールが、数ヶ月時が経過したはずのNormalEnd間際でも塊で置きっぱなし(=同じ部屋の絵を使い回し過ぎ)というのも低予算臭さを感じます。
b. Re:Therapyについてよく調べるべきだったこと
この一周目は自力でクリアーしたので、2周目は攻略サイトを見てプレイするかーと某サイトを開いて見たところ、そこに記載されている内容にちょっと驚いた。
b-1. 主任(はつみお姉ちゃん)は、実はメインヒロインでありラスボスだった。
本作の重要な謎が殆ど解ける為、初回ではTrueEndできないようになっており、他全キャラクターの攻略しないと進むことはできない。
(最初はUMDのみで販売してたそうで)直ぐに中古屋へ転売されない為の策なのでしょう。
最初からはつみお姉ちゃんと甘々なシナリオを期待していた身としては、事情に同情するし、よくある話ではあるが、正直面倒臭いな。
b-2. 実は、現在店頭では全く同機種向けに発売されているRe:Therapyは、今回購入した商品を全部入り+αな内容であり、いわゆる完全版商法を現在実施していた。
つまり今更無印版を購入するのは、PlayStationStoreで直接購入できる・起動時にUMDの挿入が不要である以上のメリットはなかったのだ。しかも大幅に値下げされたUMD版と比較してPlayStationStore版は大幅に高い!
我ながら情弱だorz
b-3. 無印版について実は攻略できるキャラクターは3人のみ。
つまり、1年先輩ナースと、難病ワガママ患者と、今回のはつみお姉ちゃんしかいないのだ!
ちょっと待て?!
わざわざ楽器演奏イベントまで用意されていたパイタッチロリ担当患者や、朝まで別の意味で寝かせない薄い本まで作る重度のオタク担当ナースらは、立絵もイベント画像も、それらしき選択肢もあったから、てっきり攻略対象だと思っていたのに違っていたのかよ。
b-3-1. ただしRe:Therapyでは、彼女ら二人も攻略対象になり、プラス新規患者キャラも追加されているらしい。
くっそー。ちょっと買い直すかどうか検討するかも。
できれば、現状のにアップデートする形でPlayStationStoreにて格安で販売してくれたらいいのだが。
C. 話の山場がよくわからん
話は大きく分けて、看護日誌パート(本編に影響しない日常・ガールズトーク話)と、事件やイベントが発生する本編に分けられますが、看護日誌パートが長い!
まぁ、現実の医療現場も3月末になったらみんな退院できるはずもなく、体調は直ぐに変わるものでもありませんから、同じ日々が続くマンネリなものかもしれません。
が、ゲームとしては「第5章何時まで続くんだ?」「このゲームは話をどこに話を着地させるつもりなんだ?」と不安になったり。
d. 世界感が少々ぶっ飛んでる
どうもこの世界は、同性愛に理解があるどころの話ではなく、「女性同士の政略結婚も良くあることとして、誰もそこを突っ込まない」展開がいきなり出てきます。
一瞬自分の読解力低下はここまできたかとビビって読み返しました。
で、てっきり今後の展開に影響するのかと思いきや、その後全くスルーとはどういうこっちゃ?
まぁ今後のフラグの立て方次第かもしれませんが。
あと主人公がやたら強迫観念に迫られて、複数回無言電話があった程度で命の危機を考えるのかよくわからん。
まぁこのあたりは、他のルートで解説されそうですが。
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あぁそういえばゲーム内容を紹介していなかったですね。
主人公こと新米看護士が配属された病院で先輩看護士と患者とのやりとりを通じて成長していく選択式アドベンチャーゲームです。
ただ入社した病院が「『百合』ヶ浜総合病院」っていうくらいですから、男性画像が味方として登場するのはただの一度もありません!
とはいえ、やはり命を扱う現場ですから、新米にはヘビーなシーンが続きます。
ゲロに吐血に、排泄物の処理。
(※舞台はあくまで総合病院の内科、そう、対象はイラストのキャラクターだけではなく現実世界同様・・・)
判断ミスで患者はたちまち体調急変死の淵へ、そして専門用語の羅列。
そしてやっぱりカルテは看護士にとっても読解困難だったのかとか。
このあたりはなかなかリアルだ。
低予算で作画を削った中にはこのあたりの描画も含まれてて、その辺は助かる。
その上、最初からデレてる1年上の先輩はともかく、最初の攻略対象の2人はどっちもツンツンから始まるので、不器用だがなんだか知りませんが、ゲームだから攻略するし、確かに主任(はつみお姉ちゃん)がデレた時の破壊力は結構強力ですけど、現実には絡みたくないなと感じました。
とはいえ、ガールズトークの部分と、デレ部分、あと途中の挿絵がCERO C内で頑張っているので、その手の話に抵抗がなければお勧めです。
投稿者 kuze : 2012年9月 2日 23:55
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